ワーグナー「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲 : クリュイタンス

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クリュイタンスがステレオ初期に残した代表的録音を網羅的にカバーした15枚組のボックスセットを購入した。15枚のうちの5枚は先日感想を記したベートーヴェンの交響曲全集なのでダブってしまうが、15枚組で3,500円なのでまあいいやという感じである。

曲目はベートーヴェンに加え、有名なラヴェルの管弦楽曲集、さらにドビュッシー、フォーレ、ベルリオーズ、フランク、ムソルグスキー、ボロディン、シューベルトにワーグナーと多岐にわたる。おまけにVPOと録音したオムニバス交響曲集までついている。 これで3,500円。。。本当に時代は変わった。元々EMIの録音だが、このCDボックスはVENIUSという聞きなれないレーベルからリリースされている。察するに50年間の著作権が切れたこうした録音をCD化することに特化したレーベルなのだろうか。

ボックスセットを開封して最初に聴いたのがワーグナーの序曲・前奏曲集とシューベルトの「未完成」が組み合わされた一枚。ワーグナーはパリ・オペラ座管弦楽団による演奏。(未完成はBPO)前回のベートーヴェンに続いてドイツ物ど真ん中の曲をどう演奏するか興味があって聴き始めたが、実に正統的な演奏だった。どちらかというと筋肉質で、フルトヴェングラーやクナツパーブッシュといったところを比べたら、おどろおどろしい感じはなく非常にすっきりとしたアプローチだが威厳があって立派。録音が古いことも手伝って出てくる音はどこか古臭いが、それも曲と合っている。ライナーノーツを読まなければパリ・オペラ座管弦楽団の演奏とは絶対思わなかった。

58年の録音なので多くは期待できないが、演奏を楽しむには十分な音質。名盤。
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