チャイコフスキー交響曲第1番「冬の日の幻想」 : バーンスタイン

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バーンスタインのシンフォニー・エディションにもチャイコフスキーの交響曲全集が収録されていたのでまずは「冬の日の幻想」を聴いてみた。録音は70年でNYPとの全集では4番の次に遅い。バーンスタインにとってはおそらくこの曲が最後の録音で、4番はこれ以前に他にも録音があるのではないかと思う。

バーンスタインのチャイコフスキーと言うと晩年に録音された後期3大交響曲、特に「悲愴」の並外れて情感たっぷりの演奏が有名だが、この演奏もそこまでいかないとはいえ、遅めのテンポに思い入れたっぷりの表現がいかにもバーンスタインらしくて良い。この時代のバーンスタインの指揮に共通した細部の仕上げが少々粗削りな演奏ではあるが、アップテンポな盛り上げ方を聴いているとバーンスタインはやっぱりNYP時代が良いなあと改めて感じる。とはいえ、2楽章の終盤、スロービデオのようなテンポの落とし方はすでに晩年の表現を予感させるものがある。完成度は同時代のアメリカを代表するオーマンディのこの曲の演奏にははるかに及ばないが、面白い演奏なので聞いてみる価値はあると思う。
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こんにちは

バーンスタインのチャイコフスキーは悲愴の極端に遅い演奏を聴いて以来遠ざかっております(笑)
他の曲を聴いた際のNYP時代の感想は元気はいいけど粗い印象です。そう考えるとオーマンディの作り上げたものは相当なレベルだと思わずにはいられません。

こんにちは。

sankichi1689さん、こんにちは。コメントありがとうございました。

確かにあの悲愴は極端なので心が離れるのもよくわかります(笑)。僕も長い間聞いてません。

バーンスタインのNYP録音はホールも良くないんだと思います。ささくれだって聞こえるのでなおさら粗くて下手に聴こえますよね。
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