シューマン交響曲第1番「春」 : スクロヴァチェフスキ

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スクロヴァチェフスキがザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルというやたら長い名称のオーケストラを振ったシューマンの交響曲全集から第1番「春」を聴いた。

第1楽章冒頭序奏が終わって主題に入るところからテンポが急激に上がる。歯切れの良いフレージングで快速のまま楽章後半まで来て最後はまたグーッとテンポを落とす。ブルックナーでも頻発するテンポの急変はこの指揮者の特徴のようだ。

第2楽章は予想どおりかなりテンポが遅い。テンポは遅いのだがフレージングはメリハリが効いていて味付けは濃いめ。
この当たり好みは分かれそうである。スウィトナーやサヴァリッシュの自然体とは正反対。

どちらかと言うと普通の第3楽章を経て終楽章に入る。ここでもスクロヴァチェフスキの解釈はかなり大胆でテンポは自由自在に伸び縮みする感じ。やりたい放題に近いが、何より驚くのはこの録音の段階で83歳ということ。活き活きとした演奏に圧倒される。驚異的な瞬発力である。怪演。
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こんばんは

これはまた、なかなか興味深いディスクですね。
スクロヴァさんは実はあまり聴いたことがないんですよね。テンポの急変がシューマンのシンフォニーにアクセントをつけているようですね。第1楽章は特におもしろそうです。

sankichi1689さん、こんにちは。

こんにちは、コメントありがとうございました。返信遅くなりましてすいません。

スクロヴァチェフスキさんは自身が作曲家であることもあってか、かなり外連味のある解釈をされる指揮者だと思います。これだけ好き放題やって本格派と評価されているところが凄いです。特にオーケストレーションに問題があるとよく言われるシューマンだけに振り甲斐があるのではないでしょうか(笑)。カップリングの4番もなかなか良かったですよ。
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