ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」 : ジュリーニ

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おとといに引き続き「ジュリーニ・イン・アメリカ」から「英雄」を聞く。この演奏がLAPOの音楽監督に就任して最初の録音ということだ。

第1楽章冒頭から徹頭徹尾、ものすごく遅いテンポで進む。テンポは遅いが緩い感じはない。一つ一つのフレージングがすごく丁寧で表情も濃い。楽器も奏法もまるっきり違うのだが、僕はこの演奏を聞いていてブリュッヘンの「ジュピター」を思い出した。LAPOはきっと新しい音楽監督の指揮に必死に応えようとしていたことだろう。指揮者とオーケストラのぴったり合った素晴らしい演奏である。

ジュリーニはこの後、スカラ座とウィーン・フィルとも「英雄」を録音している。いずれも聞いたことがないが、HMVでレビューを読むと同じように悠揚としたテンポの演奏のようだ。これだけの有名曲で独自の解釈を貫いたところがさすがだと思う。
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