R・シュトラウス「ドン・キホーテ」 : ケンペ

20150224_04e815.jpg

昨日の朝から少し喉が痛かったのだが客先とのアポがあったので休むわけにもいかず、普段通り営業していたところ午後になって状態が悪化。寒気とともに身体の節々が痛み出し、だんだん声も嗄れてきた。夕方のアポが終わったところでたまらず最寄りのクリニックに立ち寄って熱を測ったらなんと8度5分もあった。幸いインフルエンザではなかったが、薬をもらってそのまま帰宅し、8時過ぎから今日の11時過ぎまで15時間断続的に寝続けた。薬のおかげで熱は下がったがまだ本調子ではない。でも土日の前で良かった。今日明日は何もせず音楽を聴くことにした。

会社が神保町に近いので歩いて行ける範囲内にいくつか中古レコードショップがある。オーディオユニオンは移転でちょっと遠くなってしまったので、以降は「レコード社」に行くことが多い。そのまんまの名前のレコードショップだ。1930年創業というからほぼレコードの歴史とともに歩んでいることになる。

木曜日に久しぶりに立ち寄って何枚か購入した中の一枚がケンペ/BPO/トルトゥリエによる「ドン・キホーテ」。ケンペは後年ドレスデン国立歌劇場管弦楽団と有名なR・シュトラウス集を録音しているが、僕はこのLPを見つけるまでその前にこの曲を録音していることを知らなかった。演奏は管弦楽曲集よりも10数年前、ケンペもトルトゥリエも40代の録音である。

余白に収められた「ティル・オイゲンシュピーゲル」ともどもとっても若々しくて好感を持てる演奏である。ドレスデンの渋い音色も良いが、BPOの響きは比較してずっと芳醇でスッキリしている。年代を考えるとまだフルトヴェングラーの影響がたっぷり残っていると思うし、同年代に同じEMIが録音したクリュイタンスの録音と比較しても音色がずいぶん明るい。BPOが過渡期だったのか指揮者によってここまで音が変わるのかどちらかわからないが面白いことだ。それにしてもケンペという指揮者も当たり外れのない良い指揮者である。

58年という録音年代を考えると素晴らしい音で収録されている。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おはようございます

ばけぺんさん、体調はいかがですか?
年度末の疲れが出たのでしょうか。ご快方をお祈りいたいします。
ケンぺのシュトラウスいいですよね。ドレスデンとの録音は素晴らしいですが、オケにクセがありますが、BPOは芳醇でスッキリですか、なるほどです。音色が明るいというのも興味深かったです。

初めて「ドン・キホーテ」を聴きました。何て面白い!!

同演奏をナクソスで聴いてみました。これが1958年の録音とは!! 
録音品質の高さに驚きです。58年当時であればモノラル録音だと思うのですが、
感動の立体音響でした。昔の名演を色褪せること無く聴かせてくれる最近の
リマスター技術は本当に有難いですね。
これまでR.シュトラウスは余り聴いてこなかったのですが、この曲を契機
にして嵌って行きたくなりました (^^)

sankichi1689さん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございます。

ご心配いただきありがとうございます。まだ本調子とは行きませんが、熱は下がりましたので大丈夫です。

ケンペのシュトラウス、ドレスデンとの演奏も大好きですが、この「ドン・キホーテ」の若くてストレートな表現も悪くありません。オケはさすがのBPOなので総合的にはこっちの方がいいかもです。音色が明るいのは録音バランスの問題かもしれませんが、曲目、演奏とはとてもよくマッチングしていると思いました。

akifuyu102さん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。

そうなんですよ、私も先に演奏を聞いてから録音データを見てちょっとびっくりでした。最新録音みたいとまでは言いませんが、とても品位の高い録音ですね。ちなみにこれは正真正銘のステレオ録音です。EMIがステレオレコードをリリースしたのが58年なので本当に初期の録音になります。

R・シュトラウスの管弦楽曲はどれも華やかで親しみやすいのでオーケストラを満喫するには最高だと思います。ぜひいろいろな演奏でお聞きいただいて、また感想を教えてください。

ステレオ初期盤

こんにちは。

私はクラッシックは疎いのですがクラッシックのステレオ初期盤は素晴らしい作品が多いようですね。50年代後半 天才的な録音技師が多数いたせいもあるかもしれません。ジャズに比べて音質もよいものも多そうです。

レコード社は私はジャズというより歌謡曲や演歌のレコードをここでよく購入しました(笑) 雰囲気は良い店です。

こんばんは。

キタサン、こんばんは。コメントありがとうございました。

確かにステレオ初期のRCAやマーキュリー、DECCAといったところの録音には目の覚めるようなものが多いですが、EMIはステレオ最盛期でもあんまり録音が良い印象がなかったので、この録音にはちょっと驚きました。むしろ昔は良かったということかもしれません。こういう録音のオリジナル盤はクラシックでもやっぱり良い音なのかなあ?

レコード社、たしかに歌謡曲や演歌が合いますね(笑)。会計をしてくれたお爺さんがお得意さんとの電話を切れない様子でレジで5分は待ちました(笑)。時間が止まっています。
プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク