ショパン ピアノ協奏曲第1番 : ワイセンベルク

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10枚組のワイセンベルク Box Setからショパンのピアノ協奏曲を聴いた。伴奏はスクロバチェフスキ/パリ音楽院管弦楽団という、僕にはとても魅力的な組み合わせだ。

60年代後半の録音なのでまだ30代の頃の演奏だが、表現はかなり濃い。冒頭のオケからしてかなり彫りが深い。スクロバチェフスキとワイセンベルクがお互いに一歩も引かず、どっちがショパンの魅力を引き出すか競争しているようだ。

ワイセンベルクのピアノはキラキラとして一粒一粒がとても鮮明。スクロバチェフスキの指揮はいつも通り意外な音を強調したりして聞いてて楽しい。二人とも演出巧者だが、わざとらしさや嫌味は感じなかった。録音が古いのでオケの解像感はもう一歩だがピアノの音は非常に聴き易い。これはなかなかの名演奏だと思う。
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崇高なる演奏

ばけぺんさん、こんにちは。

とてもとてもロマンチックで何とも素敵な演奏でした。ワイセンベルクが
自身の再構築に10年を費やし、華々しくデビューした直後の録音ですね。
ピアノ協奏曲第1番のあの有名な旋律が、もう鳥肌が立つほど美しいですね。

それにしてもワイセンベルクは当時すでに注目されていたにも関わらず、
自分の音楽を鍛え直すために、演奏活動から身を引くなんて凄い人ですね。
それを思うと余計にこの演奏がとてつもなく崇高なものに感じてきました。

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

僕もこの演奏にはすっかり感動いたしました。仰るとおり、ロマンティックでとっても美しい演奏だと思います。この演奏はワイセンベルクが演奏活動を再開した時期の録音なんですね。ご指摘いただいて気づきました。アメリカでの演奏活動に嫌気がさして活動休止していたような話を読みましたが、そういう話を聞くとワイセンベルクと言うピアニストは華々しい録音活動から連想するよりもずっとまじめで誠実な人だったのかなあと思います。いずれにしてもこの演奏はとても良いと思います。早速のご感想をありがとうございました。
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