ベートーヴェン交響曲第1番 : マゼール

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今週も怒涛の出張続きであっという間に一週間が終わってしまった。名古屋、神戸、福岡、札幌と回ってきたが、まさかの展開で新幹線が止まったり、大雨だったり、気温差10度以上だったりと盛り沢山の4日間だった。僕はあまり飲めないのだが、毎晩、会食だったので酒量が増えてますますグロッキー。それでも仕事は首尾よく終わったので良しとしなくては。

帰宅してCDラックからマゼールのボックスセットを取り出してみた。このところずっとレコードを聴いていたのでCDを聴くこと自体なんだか久しぶり。このボックスセットの最初の5枚がクリーブランド管とのベートーヴェン交響曲全集。いの一番に収録されているのが第1番である。「田園」との組み合わせ。

録音メディア全盛期におけるメジャーな指揮者の中でベートーヴェンが似合わない筆頭がマゼールのような気がする。70年代後半の録音だが、発売時には賛否両論を招いたようだ。まあ、そうだろうなあ。でもドイツの正統派って感じの演奏だったら誰があえてマゼールのベートーヴェンを買うだろうか?ここは、やっぱりちょっと違うことをしてもらわないと。

という、邪な気持ちを持って聴くにはとても良い演奏だと思う。とはいえ、びっくりするほど変わった演奏でもない。ブーレーズの「運命」みたいに明らかにテンポが違うわけでもないし、勝手にスコアをいじっているわけでもなさそう。ただ、HMVのレビューにもあるのだが、聞きなれた演奏に比べるとやたらいろいろなパートの音が鮮明に聞こえるのである。意図的に楽器間のバランスを崩しているのか、直接音中心でドライな録音がそう聞こえさせているのか、もしかしたら両方の相乗効果かもしれないが、どうもちょっと違った演奏である。「シリアスなベートーヴェン録音なら他にもたくさんあるけど、たまにはこういうのもどう?」とマゼールが思ったかどうかは別として、一度聴いてみる価値はあると思う。
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