SM-SX10(7)

この間、中途半端になってしまったiLink接続とアナログ接続の比較の続き。

まずはシューベルトの弦楽五重奏曲で比較。演奏は東京カルテット+デイヴィッド・ワトキン。ハイブリッド盤のSACDステレオ部分で比較する。

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iLink接続では各奏者の分離が見事だ。先日比較した際よりもチェロ部分の低音が明確に聴こえるようになった。SACDについては1ビット信号がそのまま1ビットアンプ部に伝送されるのでマルチビットを1ビット化するCDよりも有利なのかもしれない。

ついで同じSACDをアナログ出力(RCA)しSM-SX10のアナログ入力で受けてみる。

うーむ、ほとんど違いがわからない…。定位も高さも奥行もまったく変わらない印象だ。僕の耳の測定限界外。

こうした比較試聴記のようなものはよくネット上で見かけるのだが、その違いを掴まえる聴力とそれを文章化する筆力が尊敬に値するものだとわかってきた。

せっかくなのでもう一枚比較してみた。

今度はギドン・クレーメルの「ピアソラへのオマージュ」。小編成でクリアな録音、それでいてホールエコー成分もほど良く入った録音だ。これは通常のCD。

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まず4曲目の「Escualo」この曲でiLinkとアナログ接続を切り替え切り替えしながら聴いてみる。これはシューベルトに比べると違いがある。しかし微妙な違いだ。何かが違うのだが、一体、何が違うのか。

何度か聴きなおしてみてようやく違いがわかった。iLink接続は各奏者がそれぞれほぼ均等にミックスされて聴こえてくる。アナログ接続はそれに比べるとヴァイオリンとアコーディオンが前面に出てくる。どっちがこのCD本来の音のバランスなのかは良くわからない。

iLinkの方が全体に落ち着いて破綻がない演奏だが、アナログ接続の方が狂気ぎりぎりといった感じで音楽の迫力やメリハリはよく伝わる。奥行はiLinkの方があり、他方ステージはアナログの方が広い。しかし、あくまで微妙な違いである。石にかじりついても違いを見つけると思って聴いていなければ気づかないかもしれない。

8曲目の「Buenos Aires Hora cero」ちなみに僕はこの曲、大好きだ。音数は耳を澄ますと同じくらい出ているが、音楽の勢いはやはりアナログに軍配。アナログ接続で聴いていると比較しているのが馬鹿らしくなってきた。このまま音楽を聴いていたいと思わせる。

どうやらCDについては勝負あったということか。DAC比較をすれば、SCD-DR1内蔵DACの方がSM-SX10のマルチビット-1ビット変換よりも優秀ということかもしれない。シグナルパスを考えてもそちらの方が有利だし。

次はDACをPerfectwaveに換えてまた比較してみよう。



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