シベリウス交響曲第1番 : バーンスタイン

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バーンスタインはNYP時代にシベリウスの交響曲全集を録音している。僕はそちらの演奏もとても好きなのだが、晩年にウィーンフィルと録音した交響曲選集はそれに負けず劣らず充実した演奏だ。

晩年のバーンスタインにありがちなパターンで緩徐楽章は非常にゆっくりとしたテンポ。この1番は特に第1楽章、開始の部分からかなり遅い。ただ、テンポは遅いが、集中力に溢れ、緊張感を持った音楽が進行するので間延びした感じはしない。この特異なテンポに応えるウィーンフィルの演奏が実に良い。録音も十分に鮮明である。

メリハリに富んで表情が濃いので好き嫌いは別れると思う。北欧の指揮者による透明な演奏とは対極にある。第3楽章や終楽章になるとテンポも上がって音楽は情熱的に盛り上がる。と、思っているとまたテンポをガクッと落として抒情的なメロディをこれでもかと歌わせて終結する。名盤。
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こんばんは

猛暑お見舞い申し上げます。涼しげな音楽を選ばれましたね。私、シベリウスは中学時代バーンスタイン/NYPから入ったのですが、VPOとの一連の録音は聞いたことがありません。
濃厚な演奏とのことですが、シベリウスも様々なアプローチが許されるインターナショナルな音楽だと思っていますので、説得力のある解釈なのでしょうね。

sankichi1689さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

今日は夕方からものすごい雷と突風でした。昔と違ってちょっと恐怖すら覚える天気ですね。

バーンスタインのシベリウスはNYPの演奏も大好きです。それに比べてVPO盤はかなり濃厚な表現ですが、不思議と不自然な感じはしません。ぜひ一度、聴いてみてください。

僕はなぜか北欧出身の指揮者によるシベリウスはあまり好きじゃないんです。最初のシベリウスがオーマンディだったからかなあ。

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