いろいろ試聴してみました。

お盆明け早々、少々仕事が押し気味。かなり涼しくなったと思ったら酷暑がぶり返したりの天気にも翻弄されてちょっと疲れ気味。ブログの更新も滞ってしまった。

先週の振り返りになるが、休み中いくつかの機材をまとめて試聴した。結論から言うとどの機器もそれぞれ良かった。まず最初は以前フォノイコライザーを購入したテクノクラフトオーディオデザインさんが新たに開発した真空管プリアンプModel 11II。

P1130062.jpg
(写真は同社のウェブサイトからお借りしてます。)

この会社の製品は何よりデザインが良い。実機は31.5cmの正方形で高さも10cmないのでかなり小振りである。そこが良い。十分高級機だが重くもない。そこがまた良い。真空管によるフルバランス回路。電気の知識はないが、これは簡単ではないことのはず。何度ウェブサイトを読み返しても技術的な面はとんと理解できないが、実際にシステムの中に組み込むと実に良い音がする。こってりねっとりという感じではなく、さらっとしていて芳醇。何もしていないようでパッシブプリやセレクターとは一味違う良い仕事をしてくれる。ただし受注生産で80万円也。国内有名ブランドや海外製品と比較すれば安い。が、すぐには買えないなあ。。

次いでNmodeのX-PM100。11日のブログでいつか聴いてみようと書いたが思いがけず、すぐ聴けた。こちらはX-PM7から正常進化。筐体もガッチリ、前面に配置された電源部はさらに充実しており、持ち上げる時に前半分がとても重い。試聴機は卸したてでバーンインも終わってなさそうだったが時間がなかったので電源投入後1時間くらいで試聴開始。パワーアンプ化できるのが魅力だったが、短時間の試聴の感想では組み合わせる プリアンプをかなり選びそうな感じ。というより、それだけX-PM100のプリ部の出来が良いということかもしれない。プリメインとして聴くと、個人的にはもう文句ない。レンジも広いしうるさいところが皆無。めちゃめちゃ優秀で育ちが良いお坊ちゃまという感じのアンプである(意味不明)。実売価格は40万円台後半くらい。う~ん、これもすぐには買えないなあ。。

最後は一気に古くなってマッキントッシュのプリアンプC-29。もちろん中古である。中古を自宅試聴する機会はあんまりないが、懇意にしているショップから借りることができた。オーディオに嵌ってすぐマッキントッシュの名前は覚えたが、自宅のシステムに組み込んで聴くのはこれが初めて。レビュー記事等を見るとC-29は70年代の終わりには販売されていたようなので40年近く前の製品になる。実機はヤマギワが輸入元だった頃のもので正規輸入品だが120V仕様。

L1030016 (2)
なるほどこれがマッキントッシュのイルミネーションかぁ。確かに格好良い。ただし日本の蛍光灯文化では本領発揮する場面が少なそう。

マッキントッシュと言うと中低域が太く高域が輝かしいエネルギッシュなサウンドをイメージしていたのだが、実際にプリアンプを組み込んでみると正直びっくりするほどの変化は感じなかった。球の方は違うかも知れないし、出力トランスを積むパワーアンプがマッキンサウンドの正体なのかもしれない。もちろん音は変わるが、至極真っ当な音と思った。いろいろ先入観があったのでもっとハチャメチャなバランスを期待していたのだが、その意味では期待外れ。もっとも、トーンやラウドネスを弄れば話は別である。

C29で一番良かったのはフォノ入力に直接シュアを繋いだ時。今となってはごくごく普通のフォノイコだと思うが、とても良い。ジャズやロックを聴いてみたが最高である。時間がなくてクラシック音楽をゆっくり聴けなかったのだが、悪くないと思う。ワイドレンジで薄味のプリアンプより音楽を聴いていて楽しいことは間違いない。
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No title

ばけぺんさん こんにちは。

中々精力的ですねぇ。3機種三様違いがあり興味深いです。

私もマッキンは自宅では視聴した事がないのですが これぐらい昔のものだとアナログが主体でしたからフォノイコの性能が今のアンプの付属的なものに比べて段違いの性能があるのかもしれませんね。

NmodeのX-PM100はアキュフェーズのアンプのデジタル版というところでしょうか?(デジタルアンプでしたでしょうか?間違えていたらごめんなさい)

キタサン、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

短期間だったので駆け足になってしまいましたが、真空管にトランジスター、新しいもの古いもの同時に聴き比べができてかなり面白かったです。

マッキンのプリアンプは思った以上に好印象でした。アナログ録音円熟期のモデルなのでフォノイコは味があります。まあ、この時代のプリアンプはフォノイコがメインの機能ですもんね。ノイズもないし多機能だし人気があったのも納得です。

Nmodeは1bit方式のデジタルアンプです。僕は何を隠そうアキュフェーズのアンプを一度も聴いたことがないので比較はできないのですが、X-PM100の音は僕には非の打ちどころがありません。高性能なのに穏やかで余裕綽々なところがお坊ちゃま的です。(個人的感想)

No title

はじめまして。たまに閲覧してソフトを参考にさせていただいております。
C-29のカバーを開けてみると当時の標準的なオペアンプのみで組まれていて期待度はありませんが音を出してみると真っ当な表現をする良いアンプですよね。
今後も記事を楽しみにしております 失礼いたしました。

♪1977さん、こんばんは。

こんばんは。はじめまして。コメントありがとうございました。

中身にどんなディバイスを使っているかだけではどんな音が出てくるかわからないものなんですね。それにC-29を聴いてみて、音の印象を文章化するのは本当に難しいものだなあと感じました。やっぱり実際に聴いてみないとですね。

大した記事ではございませんが、どうぞまた遊びに来てください。
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