Clearaudio TT-3(3)

Clearaudio TT-3の導入から2か月経った。もともとDS Audioの光カートリッジを組み合わせたくてドイツから輸入したので、最初から光カートリッジをセットアップした。見た目に反して重心の低い光カートリッジとこのアームの組み合わせは実に良い音なのだが、実は当初から動作が不安定だった。レコードによって、曲の途中で先に進まなくなってしまうのだ。傷がついたレコードでよくあるように、同じところを何度も再生してしまう。

TT-3の動力は針が盤面をトレースする力のみ。その力が足りないとアームパイプを前に進めることができない。最初はなんらかの事情でアームパイプの動きが渋くなっているのかとも思ったが、手で動かしてみる限り、しごくスムーズ。やはり針と盤面の摩擦によって生み出される動力が不足しているようだ。

ネットで調べてもTT-3の情報は非常に乏しい。英語で検索してもこうしたトラブルは見当たらないし、そもそも記事がほとんどない。取説を読むとこのアームの適合カートリッジとして自重7g以上に限るとある。実は光カートリッジは自重6.5g。なので追加の錘をカートリッジに付けている。

付属するウエイトの重量を考えるとそれより軽いカートリッジでもゼロバランスを取ることに問題はない。あまり軽いとトレース中に上下左右に振られてうまくパイプを水平移動させられないのだろうか?と思って、カーボン製のスペーサーを足してみたところ、結果は症状が悪化しただけだった。重量が増えても針圧を増やす訳ではないので重量増でむしろ動きずらくなってしまったようだ。

光カートリッジはコイルもマグネットも積んでいないので振動系が非常に軽い。その軽さがこのカートリッジならではの音を生み出す理由の一つなのだが、どうやらTT-3との組み合わせにおいてはそれが禍になってしまっているようだ。Clearaudio純正のカートリッジを調べてみると自重はさほどないのに適正針圧が2g台の後半と現代のカートリッジとしてはかなり重い。ローマス・ローコンプライアンスというちょっと珍しいタイプである。

TT-3のリード線はフォノケーブルと接続するためのRCAプラグまで直結していて非常に細い。Series IIIもそうだが、交換型シェルのリード線とは違ってカートリッジの脱着に神経を使う。それに光カートリッジを使いたくて購入したのに、という思いも強かったのでここまでだましだまし使ってきたが。。

しばらく悩んだ末に、この週末、ついにカートリッジを交換することにした。光カートリッジがダメなら何を付けたいか。手持ちのカートリッジの中で次に興味があったカートリッジを装着することにした。

L1030037 (2) L1030036 (2)

そう、Ikedaの9cを装着してみた。フォノイコもLeggieroに変更。針圧は1.5gから2gに増えるが自重は一挙にほぼ10g増である。さて、まともにトレースしてくれるだろうか?
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