初物

先日、マッキントッシュのC29をお借りして自宅試聴してみたところ、とっても好印象だったと書いた。運よく今度は別の気になるプリアンプを借りることができた。そのアンプとは

L1050001 (2)
アキュフェーズのC240。僕にとって、これが初アキュフェーズ体験である。

アキュフェーズと言えば我が国を代表する高級オーディオブランドの一つであることに異論はないだろう。ファンがたくさんいる一方でその音を悪く言う人も多い。一体どんな音がするのか一度聴いてみたいと思っていたし、音はさておき、いつかはアキュフェーズのフラッグシップを手に入れたいと思わなくもない。良くも悪くも日本のオーディオブランドでそうした所有欲を喚起するブランドはあまり類をみないので貴重な存在だと思う。

アキュフェーズ製品は販売店を経由して自宅試聴できるようだが、買う気がないのに自宅試聴するのは気が引ける。ということでショップでなんとなく鳴っている音を聞いたことがある以外、今まで一度も体験したことがなかった。

お借りしたC240は純正サービスではないもののきちんとメンテナンスを受けているということで、外観も35年以上前の製品とは思えないくらい綺麗である。ボタンがたくさんついた一度見たら忘れないデザインは今でもユニークだが、当時のモダンも今やレトロな雰囲気。それより何より実機の大きさと重さに驚いた。C29もそうだが、この時代のプリアンプと言えば一番力が入っているのはフォノ入力だろうと思うので早速レコードを聴いてみた。ヘッドアンプが装備されているが、今回の試聴ではMCカートリッジをトランスで受けてMM入力している。

しばらく使われていなかったのか、最初に出てきた音は高音が伸びずひどいものだった。1時間もすると温まったようで普通の音になってきた。このプリアンプ、我が家で聴くにはゲインが高い。アッテネーターが付いているのも納得。-20㏈でちょうど良い感じ。先日のC29は「太い音」の先入観に反してまともな音と感じたが、C240は「細くて硬い音」の先入観に反してまともな音である(笑)。

二つのプリアンプの音は全然違うがさすがは同世代、現代のプリアンプに比べれば似た者同士に聴こえる。筆致は太く温度は高い。セレクターを使って現代物のプリアンプとリアルタイムで聴き比べるとディテールは欠けスピードは鈍る。たぶん、そのせいで余韻や雰囲気を色濃く感じる。どちらが良いか?どっちも良いので両方持つのが正しい。置く場所さえあれば。
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