マーラー交響曲第9番 : ジンマン

一週間の米国出張から昨日帰国した。日曜日の午後に帰国したがシルバーウィークのおかげでまだ3連休だ。なんと素晴らしい!成田空港は連休で大混雑。駐車場が溢れて臨時駐車場がオープンしていた。幸い、帰り道は大きな渋滞もなくスムーズ、夕飯の時間には帰宅できた。ゆっくりお風呂に入って昨日はすぐに寝た。機内での姿勢が悪かったのか腰が痛かった。

今朝は多少時差ボケがあったのか6時過ぎに自然に目が覚めた。昨日帰国した時にも驚いたのだが、まだずいぶん暑い。出国する前は天気が悪くて寒かったが、ここへ来て夏が最後の力を振り絞っているようだ。お出かけの人も多いだろうし、行楽日和で何よりである。

昨日はスポーツ関係でうれしいことが二つあった。

まずはラグビーW杯で日本が南アフリカに勝ったこと。ラグビーにそれほど興味があるわけではないが、これまで日本代表がどんなに頑張っても上位国の壁が分厚かったことは知っている。南アフリカはニュージーランド、オーストラリアに次いでワールドランキング3位。そこに勝ったんだからそりゃすごい!昨夜のニュースで映像を見たが、勝つことを知っていても最後までギリギリの逆転劇。まさにチーム一丸となっての勝利だが、日の丸を背負って奮闘してくれた外国人選手には特に敬意を表したい。

もう一つは石川遼選手の日本ツアー優勝。1年ちょっとぶりの優勝ということだが、ずいぶん久しぶりな気がする。今年は米国でも最後の最後に粘ってシードを獲得したし、あの体で実によく頑張っている。あいかわらず大変なプレッシャーを背負ってプレイしていると思うが、これからも活躍してほしい。松山選手と石川選手を比較して遼君のことを否定したり、ちょっと不調だとそれ見ろとばかりに罵ったりする人がいるが、帰国してすぐ日本ツアーの頂点に立てることが彼の凄さを物語っている。雑音に負けず、自分の信じるところをどんどん進んでほしいなあ。優勝、おめでとうございます!

さて、自宅で音楽を聴くのはちょうど1週間ぶりだが、電源を入れる前に部屋の掃除をすることにした。オーディオというのはちょっと油断するとすぐに埃が溜まる。ブラシやはたきを使いながら掃除を始めたのだが、いつの間にか機材の配置換えを始めてしまった。今、僕の部屋には、視聴位置の正面と右側にそれぞれラックが置いてあるのだが、今まで正面のラックに収めてあったCDトランスポートとDACを右側に移し、正面にはTT-3を装着したレコードプレーヤーを置くことにした。音楽を聴いている間、ずっと正面を見ているので、こっちの方が見た目が良い。いくら性能が良くても四角い箱が正面に鎮座しているのは面白くない。今のプレーヤーが壊れてしまったらメトロノームやオラクルのような見目麗しいものを買おう。シリアスに音を極めようと思えば形は二の次だろうが、普通に音楽を楽しむならそこまでの違いはない。少なくともジンマンがバーンスタインにはならない。だから見た目が大切だというのが結論。

閑話休題。レイアウトチェンジが終わったところでマーラーの9番を聴く。レコードを聴くようになってマーラーを聴くこと自体がめっきり減ったので、9番を聴くのも久しぶりである。誰で聴こうかと思って選んだのがジンマン。このCDはSACDのハイブリッドも持っているが、今やSACDプレイヤーがないので、ジンマンのボックスセットから通常CD盤を聴く。

今までもジンマンのマーラーは何曲か聴いているし、それぞれ良い演奏だと思ったが、感情過多に飽きた時には、とか、ちょっと変わった演奏が聴きたい時にといった感じで、僕の中では留保付きの推薦が多かった。この9番はそうした留保抜きで文句なしに良い演奏だ。

とにかく第一楽章から終始一つ一つのフレーズが研ぎ澄まされていて実に美しい演奏である。両端楽章がゆっくりとしたテンポで中間楽章が比較的快速なのも正解。第一楽章展開部で他の演奏とは逆に最初のティンパニが強く、二回目が弱い等、ジンマンらしいこだわりの解釈は健在だが、全体的にはとても自然で懐の大きい演奏だ。オーケストラも好演だし、通常CDでも録音は非常に良い。すべての音が鮮明だが刺々しいところもなく、エコー豊かで柔らかな音が素晴らしい。ここまで良いとオーケストラの分厚さみたいなところがもう一つ感じられればとないものねだりをしたくなる。とにかく名演奏、名録音。名盤である。
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