マーラー交響曲第3番 : ジンマン

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手放しで褒めた9番の次に3番を聴いてみた。こちらはジンマンらしい評価が分かれそうな演奏である。

良い点は全体を通じて洗練された美しい演奏であるところ。テンポも中庸で聴いていて中弛みを感じたり、飽きたりすることはない。他方、物足りない点は一言で言えば迫力。見せ場、聴かせ所で見事なまでに肩透かしである。終楽章なんて素晴らしい出来だと思うのだが、フィナーレの大人しさはアバド盤を上回る。

あんまりあっさり終わってしまったので高揚した気持ちの持って行き場がなく、続けざまにハイティンク盤(最初の録音)の終楽章を聴いてしまったほど。ただし、若い頃のハイティング盤は音量の迫力は十分あるものの音楽の作り方は若さゆえに少々荒く、かえってジンマンの演奏がどれだけ研ぎ澄まされていたかが確認できた。

録音はこのシリーズに共通して非常に良いが、相変わらず収録レベルが低いので大き目のボリュームで聴く方が良い。
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