ムソルグスキー「展覧会の絵」 : ウゴルスキ

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「展覧会の絵」はもともとピアノ曲だが、ラヴェルの編曲による管弦楽バージョンの方がはるかに有名だろう。録音も原典版やストコフスキー編曲のものも含めオーケストラ物がメジャーだと思う。

この曲のピアノ版と言えば個人的にはずっとホロヴィッツだった。古いモノラル録音で録音状態は決して良くないが、演奏は凄まじい。ただ、ホロヴィッツは自らのテクニックを誇示するために好き放題に編曲してしまっていて、特に最後は原型を留めていない。

このLPは「展覧会の絵」と「ペトルーシュカ」という魅力的なカップリングに惹かれて購入したのだが聴いてみて驚いた。ウゴルスキというピアニストの演奏は初めて聴いたのだが、これは非常に優れた演奏だと思う。一つ一つの曲の描き分けが見事だし、大音量や超絶技巧に頼らずどちらかと言えば静かで落ち着いた展開にも関わらず非常にドラマティックな音楽を聴かせる。とても懐が深く、感動的な音楽である。

聞き終えてすぐネットで調べてみたのだが、こんなに良い演奏をするピアニストなのに録音が少ないのが残念。併録された「ペトルーシュカ」も良い。
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聴き直しました

ばけぺんさん、こんばんは
記事を見て私も朝から聴き直してみました。ピアノのことは全くと言っていいほどわからないのですが、いい演奏だと思います。でも仰るとおり、この人最近何やっているのでしょうね・・・

こんばんは。

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございました。返信遅れましてすいません。

このアルバム、お持ちだったんですね!私的には久しぶりに良いピアニスト、良い演奏を発見した感じです。と言っても私もずぶの素人なので真価がわかっているかは怪しいですが(笑)。もともとロシア時代には思想的に問題視されて抑圧されていたようですが、今は何しているのでしょう?寡作ですねえ。。
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