Ikeda IT-345

先日のブログでも少し書いたが、標題のアームを使い始めた。このアームはせっせと色々なアームを収集していた昨年の春に入手した。現在も同じ型番のアームがIkedaのラインアップに残っているが、僕の持っているものはきらきらとした現行のクロームメッキモデルではなく、一世代前の艶なしモデル。前の持ち主がどう使い方を間違ったのかアームレストがぽっきり折れていたのだが、そのおかげで格安だった。購入以来、プレーヤーを置く場所がないためにお蔵入りしていたが、このままではもったいないので棚を片付けて置き場所を確保し、IT-345とAudiocraftのAC-400Cを復活させることにした。

IT-345にはまず同じイケダの9cを装着してみた。同一メーカーの製品でアームもこのカートリッジを念頭に置いているに違いない。重量バランスもぴったり、見た目のバランスもぴったりである。カートリッジの装着は水平バランスを取った後、ダイヤルで適正な針圧をかけるだけ。実に簡単である。念のため針圧計で測ってみるとダイヤルの数字はほぼ完全一致した。

純正同士の組み合わせは結果も素晴らしく、何を聴いてもとても満足の行く結果だ。アームががっちりカートリッジを受け止めているおかげで気難しい9cが能力を存分に発揮している感じ。ワイドレンジで低域も伸びているが、同時に繊細で軽やか。聴く音楽のジャンルを問わない。

重量級カートリッジも十分受け止めるIT-345だが、使ってみるとFR64sよりもカートリッジを選ばない感じがする。スペックは見当たらないが実効質量はこちらの方が小さいのではなかろうか。Rigid Float以外、考えてみればユニバーサルシェルのアームは久しぶりに使ったが、気分に合わせてカートリッジを気軽に交換できるのはやっぱり楽しい。試してみると水平バランスを取るためにはカートリッジとシェルの合計質量が20g以上は必要だが、極端にハイコンプライアンスのカートリッジでなければ実用になる。

R0050002 (2)
質量10g、ミドルコンプライアンスのAT-50anivとも組み合わせてみたが、この組み合わせもとても良かった。感覚的に言うととても静かなアームだ。色付けが少なく大振幅でも破綻しない。繊細なアームは取扱いが難しいものだと思っていたが、その点、このアームはかなりオートマチックである。良いアームなので大事にしようと思う。
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そうでしたか・・・

・・・やはりアームとカートリッジは本来両方の組み合わせで一個のピックアップですから、純正同士あるいはメーカー指定のもので揃えるのが正しい使い方ですよね。もちろん、別の組み合わせを楽しむのがオーディオ趣味であることは言うまでもないとして、設計者が意図したような使い方をした時の音や性能をきちんと確めた上でやらないことには、やみくもにアレコレ試してるだけじゃあ趣味としても楽しくない。

このアームにはこんな艶消しのモデルもあったんですね。アームレストも完全に壊れてるわけじゃあないように見えますが、いずれにせよリフトがあるんでしたら、何が何でも要る!ってもんじゃありませんし、イイ買い物をなさったんですね。それに、アームレストも何か別のモデルの部品が使えそうな気がしなくもないですし、その辺の可能性を探るのも、これはこれで楽しそうですよね。

仰るとおりです。

まさに仰るとおりです。特にこのイケダのアームは9cの後もどんどん進化した超ヘビー級の同社製カートリッジを念頭に置いて開発されていることは間違いないと思いますので。ユニバーサルシェルを採用しているとはいえ、まずはイケダのカートリッジで聴いてみるのが良いかと。と言いつつ、すでに別のカートリッジに交換してしまいましたが(笑)。

現行のつやつやモデルの方は現物を見たことがないのですが、写真で見る限り実に見事なクロームメッキが施されていますね。でも艶消しもなかなか格好いいですよ。アームレストは折れていたものの幸い部品は揃っていたのでアロンアルファで接着しました。支柱部分のベースもなくなっていたのですが、カートリッジ用のナットを下に挟んで高さを合わせて問題なく使えてます。現行製品は高価ですが、SMEの国内価格を考えると実はかなりのお買い得だと思います。
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