オルトフォン SPU-A/E

AC-3000MCのS字パイプには何を付けようかしばらく考えた上で、でんき堂さんが作ったアダプターを介してSPU-A/Eを装着することにした。このアダプターは聞くところによるとその昔オーディオクラフトが販売していたアダプターを模したものらしい。であれば、ちょうどいいのではないかと思ったのが一番の理由である。

アダプターを介することによりストレートパイプに付けることもできる。というよりも、そもそもオリジナルはそのためのアダプターとしてデザインされたようだが、すでに2本のMC-Sには別のカートリッジを装着済みだし、SPUの方もすでにシェルにセットしているのでS字パイプに付ける方が簡単だ。オリジナルのシェルだと重さが30gを超えてしまうが、殻から取り出したSPU-Aはアダプター込みでも20g代後半なのでハンドリングもしやすい。

このカートリッジは僕にしては珍しく新品で購入したのだが、実は今まであんまり上手く鳴らすことができずにいた。決して悪い音ではない。ただ、唸るほど良い音でもない。巷でのSPUシリーズの評価を考えると実力を発揮させることができていないというのが偽らざる感想だった。

AC-3000MCの取説にはいろいろなカートリッジについてオイルダンピング量のアドバイスが記述されている。一番弱いポジションから一回転させたところが標準ダンピング量でSPUはそこからさらに半回転ダンピング量を強めると良いと書かれていたので素直にそれに従うことにした。昇圧トランスはUTCのC2080を使い、針圧はぴったり4gに設定した。

結果、初めて納得のいく音が出てきた。どっしりと重厚で太く丸い音がする。文章ではうまく説明できないが聴いていて心地よい音である。ダンピング量を推奨値から動かすと音が変化する。大まかに言えばダンプ量を減らすと音はより軽やかな方向に推移する。個人的には少し減らした方が好ましい。時間をかけて最適なポジションを探してみようと思う。
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SPU は確かに・・・

・・・ダンパーを効かせた方がイイかもしれませんね。私はやったことないですが…。アナログ現役時代にパイオニアのプレーヤーに付いてたアームがオイル・ダンパーを採用してましたんで色々試してはみたんですが、私の場合は・・・っていうか、あのアームの場合は、どのカートリッジも音はダンパーを効かせない方が明らかに良かったんで、今に至るまで個人的にはどうもダンパーに良いイメージがありません。が、ワン・ポイント・サポートのアームは不安定になりがちなんで、少しは効かせるのがイイんでしょうね。

こちらにもコメントいただきありがとうございます。

オイルダンプ量をどの程度にするかちょこちょこ試してみてますが、少なくとも説明書で推奨されている量は要らないかなあという印象です。そもそも標準よりも粘度の低いシリコンオイルを使ってますが、それでもかなり少な目か、ダンプ量を0にする方が聴感上すっきりして良いかなあという感じです。

一点支持なので、ある程度の粘性を持たせないとトレースに伴う力に負けてパイプがふらふらしそうなものですが、実際はそうでもありません。この辺り、パイプの質量との兼ね合いもあるので結局、カートリッジごとに好みの位置を探すしかなさそうです。

ちなみに本来の使用法とはかけ離れますが、ダンプ量を増やすとパイプの高さが変わるので高さ調整に便利です(笑)。

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