ショスタコーヴィチ交響曲第5番 : バーンスタイン

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今週は月曜日から怒涛のスケジュールであっという間に一週間が過ぎ去った。月曜日には震災直後以来、久しぶりに石巻を訪れたが11月中旬だというのに暖かいことにまずびっくり。あいにく到着した時には日が暮れてしまったので景色が見えなかったのだが、津波と火事で壊滅的なダメージを受けた地区はがれきの山こそ片づけられたが復興までは遠い道のりのようだ。

昨日の夜は仕事が終わって北の湖親方の訃報を知り衝撃を受けた。つい何日か前に白鵬の取組みに理事長が苦言を呈したといったニュースを見たばかりだったので、なおさらびっくり。しばらく前に公務を休んでいたのは記憶にあるが、そんなに身体が悪かったとは。。僕がテレビで相撲を見始めた頃、横綱と言えば長い間北の湖のことだった。調べてみれば24回の優勝のうち23回は小中学生の頃だ。よく言われるように僕にとっても実に憎たらしい横綱だったが、怪我をしてほぼ2年間まともに相撲を取れなかった後に突然全勝で最後の優勝を決めた場所のことはすごく良く覚えている。その時僕は相撲もプロレスと一緒なのかなと思った。真実はわからないが、いずれにしてもそう思ったのはネガティブな気持ちではない。大横綱の引き際にもう一度圧倒的な優勝を見たいと思っていたので、それが演出でもとにかく嬉しかったのだ。

ショスタコーヴィチの感想を書こうと思っていたのに、すっかり相撲の話になってしまった。さて、ジャケット写真が印象的な「革命」は79年に東京で収録されたライブ録音。バーンスタイン/NYPには59年のスタジオ録音があってそちらを推す人も多いが、僕にとってはこっちの「革命」が初めて聴いたショスタコーヴィチであり、この演奏のおかげでショスタコーヴィチが好きになった演奏でもあるので、はるかに思い入れがある。

前にも書いたが、「革命」の4楽章は指揮者によって全く違うテンポが採用される。速いテンポの代表例がバーンスタイン。先にこっちを聴いたこともあって、僕は遅いテンポの演奏が好まない。哀愁の漂う3楽章をじっくり聴いた後は一気呵成に最後まで駆け抜けてフィナーレに突入してほしい。その点、バーンスタインの指揮はまさに完璧。バーンスタインの解釈が僕の中のスタンダードで、この曲の演奏に対する期待を作り上げているので完璧なのは当たり前だが。

冒頭の低弦の弾き始めから終始熱い演奏で弛むところがなく、何度聴いても最初から最後まで飽きるところがない。数あるバーンスタインの録音の中でも記憶に残る素晴らしい演奏だと思う。久々に入手したLPはソニーのマスターサウンドシリーズの一枚。オープンしたばかりのソニースタジオの解説やレコーディング機器の説明が同梱されていた。
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同じく

ばけぺんさん、こんにちは。
私もショスタコ5番と言えば、このバーンスタイン盤。ジャケットともに刷り込まれています。第4楽章の怒涛の出だしは、同じくこれが当たり前だと思っていて・・・。主部に入るところでアッチェレランドをかけるのがいまだになじめません。

ですよね!

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございました。

同意していただけて嬉しい限りです。どちらかと言うとテンポを半分に落とした演奏の方が多いのでこの曲を聴くときはほとんどバーンスタインです。79年と言うとあまりライブ録音のレギュラー盤がない頃なので、この素晴らしい演奏がきちんとした録音で残ったのは幸いでした。

No title

ばけぺんさん こんにちは。

北の湖理事長の死去はショックでした。私もリアル北の湖、輪島世代です。
憎たらしいほど強い横綱で負けると大歓声というヒール役でしたが現在の日本人 関取を見ると考えられないですね。

ところで本記事ですが このジャケットかなりインパクトありますね~「革命」と言う言葉にマッチしているように思えます。

バーンスタインの79年 こちらのアルバムを聴いてみたくなりました。

バーンスタインは時折リズム、テンポを無視して?激情的な指揮をする所がジャズっぽくて好きです(笑)

キタサン、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

輪島が負けて北の湖の優勝が決まった時に座布団が飛んだくらいなので、まさにヒールでしたね。仰るとおり、今の大相撲では考えられません。強い日本人横綱、出てこないかなあ。

「革命」をお聞きになるならこの演奏はお薦めです。この曲は4楽章のテンポに関してスコアの解釈が二通りありますが、僕はバーンスタインの採用した速いテンポが圧倒的にこの曲に合っていると思います。一度聴いてみてください!
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