バルトーク「中国の不思議な役人」組曲 : 小澤

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これもまた非常にジャケット写真が印象的なアルバム。ちなみにこの写真は別のサイトから借りてきたCDのジャケットだが、下にある「The Best 1200」という部分を除けばLPと同一である。

小澤征爾さんはバルトークを若い頃にシカゴ響と録音しているし、その後もボストン響、ベルリンフィル、サイトウ・キネン・オーケストラといろいろな組み合わせで録音しているのできっと得意としているのだろう。

小澤征爾さんの「中国の不思議な役人」については以前、サイトウ・キネン・オーケストラとの演奏について記事にした。そちらの演奏も細部にこだわった緻密な良い演奏だったが、75年録音のこちらの演奏はリズム感に優れたキレの良さが印象的。特に最終盤に差し掛かったところ、打楽器をベースに弦の早いパッセージが続くあたりは暴力的なメロディが正確なリズムを伴って非常に迫力がある。冷静な演奏がむしろ一層恐怖感を伝える。こういうところ、小澤さんの指揮は本当に素晴らしいと思う。

これみよがしな演奏効果を狙っていない録音だが低音成分はかなり多い。光カートリッジで再生すると大太鼓が入る部分では遠目にもStageのリボンの動きが見える。スピーカーを壊しそうな気がして別のカートリッジに替えたくらいだ。
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 この演奏は、私も気に入っています。それにしても、バルトークという作曲家は、凄い曲を書いたものですね。強烈なリズム、激しい変拍子、艶めかしい木管……、魅力は限りありません。この曲をある評論家が「ハードロックの世界だ」と言いましたが、本当にそうだと思います。
 若い頃の小澤さんは、私も本当に好きでした。溌剌とした切れ味鋭い音楽は、魅力に溢れていました。我が群響の創生期にも縁があったことで、定期にも3度ほど登場してくれていました。25年ほど前に聴いたチャイコフスキー5番などは、本当に素晴らしかったですね。

バルビさん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。返信が遅くなり失礼いたしました。

バルトークには名曲がたくさんありますが、若い頃、タイトルに惹かれて初めて聴いた時から僕はこの曲が大好きです。ストラヴィンスキーとはまた一味違うバーバリズムがたまりません。

小澤さんが群響に客演していたんですね。生で聴かれたらそれは感動されたことと思います。私は2000年前後に1度聴いたことがあるだけなのですが、若い頃の実演に触れたかったなあと思います。
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