N44-7 JICO互換針

ShureのM44-7を手に入れてからJazzやFusionを聴く時にはこのカートリッジを使うことが多い。線の太いわかりやすい音で鳴ってくれて満足度が高い。

このカートリッジに限らず、現在、Shureが販売するカートリッジと交換針はすべてメキシコ製である。「メキシコ製」というと何やら品質に対するネガティブな先入観を感じてしまう、実際、先入観に違わず、どうやら品質管理がおおらかなようで、製品には当たりはずれがあるようだ。例えば手元にあるM44-GとM44-7を比較すると二つのカートリッジの間にはトラッキング能力に結構な違いがある。軽針圧のM44-Gの方がトラッカビリティは高いと思いきや、比較するとM44-7の方が歪みなく細かい音まで拾ってくれる。

そういうM44-7ですらカートリッジを仔細に観察するとカンチレバーが少々捻じれていたりするし、針がカンチレバーの中央に完全に垂直に付いているかというと心許ない感じだ。そういうところもすべて含めてオリジナルは音造りしている可能性は否定できないが、僕はやっぱりカンチレバーはまっすぐが良いし、針も真ん中に付いていてほしい。

そう思ってJICO製の互換針を試してみることにした。JICO製品については、以前、V15 TypeIVの互換針を試したことがある。この時はオリジナルとスペックも違うSAS針を購入したのだが、オリジナルとの音の差は僅少だった。いや、格好つけずに言えばよくわからなかった(笑)。ただ、JICO製品にはちゃんと品質責任者の確認印が押されたペーパーがついてくるし、Made in Japanの安心感は確実にある。

JICOのラインアップを見るとM44-7の交換針であるN44-7についてはそうしたハイスペック互換針はなく、純正同様の丸針があるのみ。価格は純正品よりわずかに安い。代引きで購入したところ翌日には品物が届いた。安価な製品であるが、これにもSAS針と同様に検品済みの証明書がついていた。

R0050018 (2)
左側がJICO製。右側が純正の針である。ご覧のとおり良い悪いの前に形からしてかなり違う。JICO製針はスタイラスカバーがなく左右シンメトリーでないが、これは昔のN44-7の形状らしい。マクロレンズが手元になく、コンデジで撮影したのでピントがしょぼい。しかも真上から撮れていないので互換針のカンチレバーの方が捻じれているように見えるが実際は逆である。

早速、針を交換して聞いてみた。トラッカビリティのテストとして「Time Out」を聴いてみると互換針の方が明確に細かいところまで再生する。その点は間違いなく互換針の方が良いが、ここまで違うとはたしてオリジナルと同等と言えるかなぁ。とはいえ、価格を考えれば文句なしである。しばらくこっちで聴いてみようと思う。
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