Apogee Stage (2)

ApogeeのStageが我が家に来てから約8か月。振り返ると今の住まいに約3年前に引っ越してきて以来、メインスピーカーはこれが5台目になる。ソース機器と違って複数所有して使い分けしたいという欲求はまったくない。どうもしっくりこなかったり、ESLみたいにすごく気に入ったのに故障続きだったりということで結果として短期間で買い替える羽目になった。

Stageを導入以来、スピーカーを変えたいという気持ちは皆無。帰宅すれば、まず100%の確率で音楽を聴くので稼働率はけっこう高いが、幸い今のところ快調に活躍してくれている。

Stageが発売されたのは1990年。その2年前に発売されたDIVAがApogeeのスピーカーとして最も高価だったのと反対にStageはオールリボン構成のラインナップでは最小かつ最低価格のものである。加えておそらくStageが最後のオールリボンモデルになる。Apogeeのスピーカーは81年に発売された初代Full Rangeからオールリボン構成という特異なスピーカーとして世界中に知られているが、80年代と言えば日本はバブル経済真っ只中で購買力旺盛だったことから、歴代モデルの相当数が日本で販売されたようである。

Apogeeのスピーカーについては、音は良いものの鳴らすアンプを選ぶというのが定評だ。たしかに初代モデル以降その後も大型モデルは公称最低インピーダンスが1Ωとなっているのでこれを鳴らすには相当の駆動力を要する。1Ωを正式に保証しているアンプというとそれほど数はないだろう。

しかしStageを所有してみるとこの点さほど心配する必要はなさそうだ。そういう自分も最初は心配でPass Labのアンプを使用したが、公称4Ωまで対応のNmodeのX-PM7でも軽々と鳴らしていたし、6Ωのスピーカー端子しかないUnison ResearchのP40を短期間借用して使ってみたがこれですら何ら問題なかった。かなり大きな部屋で大音量といった聴き方をしなければ実用上は至極使いやすいスピーカーである。

Apogeeのスピーカーについてはネット上にもいろいろと感想が載っているとおり、振動板が軽く箱がないことから、とにかく音が軽々と出てくるところが最大の利点である。加えて前後に音が放射されているにもかかわらず不思議なほどの定位の良さ。メーカーは左右の間隔を広くとった上で積極的に並行配置を奨めているが、その通りにすると本当にスピーカーの存在が消えてくれる。(もちろん左右を極端に振り分けている録音ではダメだが。)

とにかく僕はこのスピーカーがとても気に入っているのだが、現実的にはApogeeのスピーカーはほとんど世の中から姿を消してしまっている。おそらく故障したらどうにもならないのだろう。なるべく長い間使えることを祈るばかりである。

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最初は床にべた置きしていたが、心地良い高さに持ち上げるためにアクセサリー総動員状態(笑)である。
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