バルトーク 管弦楽のための協奏曲 : カラヤン

287 (2)

TL-1Xで最後に聴いたCDはカラヤンの「Official Remastering Edition」。このシリーズはEMIに残した録音をリマスタリングしたもので全部で13ボックス!に分かれている。それにしてもEMIに残した録音だけでもすごい量である。モノラル時代から70年代ステレオ録音まで多岐に渡っているが、オケコンが収められたボックスはドヴォルザーク、チャイコフスキーの交響曲+雑多な曲(笑)で構成されていて、結構、面白い。

カラヤンのバルトーク録音はDG時代も含めて数曲しかない。「オケコン」はたぶん3回録音していてEMI盤が最新。カラヤンの演奏会や録音等について膨大なデータをまとめたすごいサイトがあるのだが、これによると「オケコン」は生涯40回演奏したそうだ。加えて3回録音していることからするとカラヤンはこの曲に思い入れがあったのだろう。ただし、バルトークはこの曲と弦チェレ以外スタジオ録音はない。

3回も録音しただけあって、演奏は曲を完全に掌中に収めていて説得力がある。録音の直前にライブを行って練習十分だったせいか録音は1日で終わっている。結果、珍しいことに良く聴くと些細なアンサンブルのミスがある。逆に言えば、それをそのまま残したことがカラヤンの自信を示しているのかもしれない。実際、カラヤンはこの録音の出来栄えに非常に満足していたらしい。

カラヤン/BPOの演奏は表情が濃く、オーケストラが非常にパワフルなのでゴージャスに響いてしまうが、演奏自体は余計なものがそぎ落とされた至極真っ当な解釈によるものだと思う。名盤。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク