チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 : スターン/オーマンディ

r-aizatuku (2)

以前、このアルバムについてはメンデルスゾーンの協奏曲の方を記事にしたが、今日は組み合わせのチャイコフスキーを聴いてみた。メンデルスゾーンの時に書いたことがチャイコフスキーの協奏曲にもほぼ当てはまるが、芳醇で美しいスターンのヴァイオリンはチャイコフスキーでより一層輝いていると感じた。

とにかく全曲を通じてスターンのヴァイオリンの上手いことったらない。まだ30歳代の演奏だけに第1楽章のフィナーレみたいな部分ではなかなかにスピード感溢れる演奏を聴かせてくれるし、第2楽章は情感たっぷり。終楽章は爽快この上ない演奏である。オーマンディ/フィラデルフィア管の伴奏は出ず引っ込まず、スターンに見事に寄り添ってソロを引き立てている。決して主張しないが完璧な伴奏である。ホロヴィッツをして「オーマンディとならいつでも共演する。」と言わせるだけのことはある。

2曲とも僕が初めて買ったレコードがこの演奏だった。それだけに僕の中ではこの演奏が永遠のスタンダード。名曲中の名曲だけに古くはハイフェッツ、オイストラフからチョン・キョンファ、ムターと言った女流、それに最近の名手による名演には事欠かないが、僕は結局この演奏に戻ってきちゃうなあ。58年の録音だけに特にオケの録音には多くを望めないが、スターンの美音は十分に聴こえる。
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