ラヴェル ピアノ協奏曲 : コラール/マゼール

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ラヴェルのピアノ協奏曲は玉手箱みたいで面白い曲だ。ラヴェルやラヴェルに憧れたガーシュウィンの書いた曲はどれもこれもお洒落だと思うし、新ウィーン学派みたいに調性やリズム面で特に革新的なことをしているわけではないのに、出来上がった音楽はそれまでのクラシック音楽の殻を見事に突き破っているのがすごい。

今日、いつもの「レコード社」を訪れたところ、新入荷棚でこのレコードを発見。コラールもさることながらマゼールが指揮ということで迷わず買い求めた。それにしても、はにかむコラール青年の横でマゼールはなぜやたら険しい顔をしているのだろうか(笑)。

70年代のマゼールは60年代の天才の閃きとも80年代以降の欧風浪花節とも違ってとてもスマートで洗練された指揮ぶり。わかりやすく個性派ではないので曲によっては物足りなく感じることもあるが、この曲での伴奏はそのスタイルが曲ともピアニストとも非常に相性が良くて僕は好きだ。

第1楽章、第3楽章の色彩感溢れるリズミカルな演奏も良いが、何より物憂げな第2楽章がとても気に入った。若きコラールの演奏はじっくりととても丁寧だし、それをしっかり支えるマゼール/フランス国立管弦楽団の伴奏も素晴らしい。
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未開拓の曲を聴く楽しさ

ばけぺんさん、こんにちは。
ラヴェルのピアノ協奏曲を初めて聴いてみました。いいですね~。
やはり、ラヴェルならではの斬新なリズムと独特なハーモニーが面白いです。
いつも知っている曲ばかりを選んで聴いているので、未開拓の曲を聴く楽しさが
芽生えて来ました。ご紹介ありがとうございました。

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

おー、ラヴェルのピアノ協奏曲は初めてでしたか!私も最初に聞いた時からこの曲の面白さに魅せられました。指揮者とピアニストの個性によってもずいぶん違うのでいろいろ聴き比べてみてください。

akifuyu102さんが紹介されている曲には僕が知らないものがたくさんあって、いつも参考にさせてもらってます。そういう刺激がないとだんだん自分の好きな曲ばかり聴くようになってしまうんですよね~。これからも新しい曲の紹介、よろしくお願いします。

おはようございます

ラヴェルの協奏曲は独墺の作曲家ばかりではない多様性がクラシック音楽の幅を広げてくれている好例ですよね。
コラールさんは90年代の前半に札響にも来てくれたんですよ。その時はサン=サーンスでした。ラヴェルの、しかもマゼールとの共演盤があるとは新鮮な発見でした。

sankichi1689さん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。

ラヴェルのピアノ協奏曲は独創的なのに実に親しみやすいところが大好きです。地続きでお隣の国からぜんぜん違う音楽が生まれるのが面白いです。

私、コラールのピアノをしっかり聴いたのはこれが初めてかもしれません。実演をお聴きになったんですね!私もマゼールがラヴェルのピアノ協奏曲を録音していたこと自体知らず、レコードを見つけて迷わず買いましたが、これはなかなかの名演でしたよ。
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