ブラームス交響曲第2番 : ワルター

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CDの整理をする中で困りものだったのがやたらとパッケージの大きいボックスセット。手持ちの中で言えばこのワルターのセット、これと同じ体裁のバーンスタインのセット、さらにカラヤンの70年代録音集。いずれも大きくて通常のCD収納棚に入らない。

ワルターとバーンスタインのボックスは外装がLPサイズなのでLP棚には入る。背表紙のデザインを見てもそういう設計なのかと思う。ところが、中身のCDはお菓子の詰め合わせみたいに収納されているので平積みせず縦に仕舞うと蓋を開けた時にはCDがめちゃめちゃになっている。。毎度並べなおさなくてはならず、実にとほほな状態である。一体、どういう形で保管することを想定しているのであろうか?こうしたハンドリングの不便の結果、これらのボックスセットに入ったCDを聴く頻度は極度に低い。歴史的名盤だし限定版だったので結構無理して買ったのに勿体ないことだ。昨日、片付けながらGW中はこれらのCDをできるだけ聴こうと心に決めた。

ワルターのコロンビア録音集は39枚のCDが入っているが必ずしもすべてステレオ録音ではなく、戦前も含め古いモノラル録音が結構含まれている。僕は今まで、ワルターの録音はモノラル期のものが良いとなぜか思い込んでいた。クラシックに限らずほとんどモノラル録音は聞かないので、したがってワルターの録音は昔からあまり聴いたことがない。なぜ、こう思い込んだかというと、たぶん、若い頃に読んだレコード評の影響だと思う。アメリカに行ったワルターはNYPとの演奏が良い、ステレオと両方残っている場合はモノラルが良い、だいたいコロンビア響は音は薄いし演奏は下手だし、と言った評価が刷り込まれていて、敬遠していた。

しかるにこのセットを買って最初にマーラーを聴いたところ、それまでの先入観を吹き飛ばす演奏であり録音であった。コロンビア響は臨時の雇われオーケストラだし、事実上引退して隠居していたワルターはかなりの高齢だが、それがどうしたという感じである。もちろんNYPとの演奏やさらに古い戦前の演奏は素晴らしいかもしれないが、仮にそれらしか録音が残っていなかったら、ワルターも今頃メンゲルベルクくらいの知名度だったかもしれない。ステレオ録音が残ったのは実に幸甚である。

さて、お題の交響曲第2番だが、一言で言うと実に良い演奏である。ぐだぐだと前置きだけ長くて肝心の演奏に関するコメントがこんな短いことをお許しください(笑)。どこがどうと言えるほどわかっていないが、この演奏が優れているのは間違いない。どうしてそんなに断言するかというと2番が終わってもCDを取り換える気にならず続けて併録された3番も最後まで聴いてしまったから。びっくりさせるような要素は皆無、録音もぼちぼち(ただし年代を考えれば決して悪くない。)、この演奏より要素的に優れた演奏は数えきれないほどありそうだが、この演奏に聴く心地良さはかけがえがないと思う。
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