ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 : ワッツ

145.jpg

ワッツのCDボックスから今度はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を聴いた。伴奏は小沢征爾/NYP、69年の録音。

69年と言うとワッツのデビューから6年なので22~23歳の頃だろうか。この人は天才少年としてセンセーションを起こしたくらいだから技巧的には凄いはずだし、まだ若いにも関わらず、テクニックを誇示したり力でねじ伏せるような力みをあまり感じない。ラフマニノフ本人のピアノ演奏はそっけないくらいさらっとしたものだったらしいが、ワッツのピアノもそんな感じである。本当にうまい人の手にかかると超難曲もあっさり簡単に聞こえるのかな。

録音のせいかピアノの音が少し軽いのが残念なのだが、ワッツのピアノは濁りのないタッチで聴かせる。装飾音付きのパッセージなんて機械なみに正確である。いい意味で。

この録音においてもう一つ特筆すべきは小沢さんの指揮するNYPの演奏。小沢さんもまだ30代の若手の頃だが、繊細かつ情感豊かにラフマニノフの憂愁に満ちたメロディを演奏していて見事。ピアニストともども名演である。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク