R・シュトラウス ヴァイオリン協奏曲 : サヴァリッシュ

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R・シュトラウスと言うとまず交響詩とオペラが頭に浮かぶし、協奏曲と言えばホルン協奏曲が大層有名であるが、最初に作曲したのはこのヴァイオリン協奏曲である。他の有名曲の影に隠れて有名とは言えない曲だが、美しいメロディ、立派なオーケストレーションでとても素敵な曲に仕上がっていると思う。この曲を18歳の時に作ったと言うのだから、音楽の才能と言うのはやはり天賦のものなのだろうか。

ヴァイオリンを演奏しているサラ・チャンのことはこのCDを聴くまでぜんぜん知らなかったのだが、ヴァイオリニストの父親を持つ韓国系アメリカ人で6歳でジュリアード音楽院に合格、8歳でコンサートデビューと言うからこちらも天才である。もちろん並大抵ではない努力をしたに違いないが、それにしても、だ。

録音が99年なので、ソリストがちょうど作曲時のシュトラウスと同年代ということになる。対するサヴァリッシュは76歳。お爺ちゃんどころか、ひいお爺ちゃんくらいの年齢だ(笑)。サラ・チャンがこの曲を知ったのはサヴァリッシュとの共演だったらしいので、二人にとってはおそらく得意の曲なのだろう。伸びやかに美しい音色を聞かせるヴァイオリンをオケが巧みに支えて見事。曲調もあるが、この女流ヴァイオリニストは息が詰まるような緊張感よりもゆったりと余裕を感じさせる演奏で聴いている方もリラックスできる。

併録されたヴァイオリンソナタではサヴァリッシュがピアノ伴奏を務めている。曲もヴァイオリンもピアノも全部良い。
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