ショスタコーヴィチ交響曲第7番 : インバル

インバルレニングラード

「レニングラード」は最近、バーンスタインの指揮でこの曲を久しぶりに聴いて、この曲、こんないい曲だったっけと思ったばかり。考えてみれば、なにせ結構長い曲なので今までじっくり通しで聴いたことが少なかったかも。と思って、今日はインバル/ウィーン響の演奏で聴いてみた。

聴けば聴くほど良い演奏だと思うアルバムはそんなにないが、インバル/ウィーン響のショスタコーヴィチは、僕にとって、そうした例外的な演奏の一つである。熱く濃いバーンスタインのアプローチとは違って冷徹な演奏だが、オーケストラの隅々まで目が行き届いた素晴らしいコントロールである。

インバルの解釈が良さだけでなく、この演奏に聴くウィーン響の音色はショスタコーヴィチに実に合う。派手さのない落ち着いた響きが醸し出す音楽はどこまでも暗く、勝利のフィナーレですら悲壮感が漂う。こういう根暗な演奏も嫌いじゃないなあ。というか、かなり好きである。加えてこのデンオンレーベルはシリーズを通して録音がとても良い。ただし、フィナーレで音がつぶれないようにするためか全体の録音レベルは低めなので少し大きめの音量で聴くほうが良い。
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ばけぺんさん、こんばんは。
今日はこちらはフェーン現象でとても暑かったですわ。
インバルの「レニングラード」は格調高い音楽が魅力、と思います。自分のなかではアンチェル盤と双璧。特に3楽章、4楽章は痛切な音楽が心に刺さってきます。いつもグッときてホロリとしてしまいます。
オケの非力が言われるインバルのショスタコ全集ですがここではアンサンブルもいいですね。音楽・演奏・録音3拍子揃ってます。

七味とうがらしさん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。

早くもフェーン現象来ましたか!あれは暑いですよねえ。まあ、最近は昔なら驚きの暑さが年中行事になってしまいましたが。

インバルのショスタコ、全部は持っていないのですが、どれも素晴らしいなあと思います。これは、おっしゃる通り後半が良いですねえ。アンチェルは聞いたことないのでちょっと探してみます。

ウィーン響はどうしてもウィーンフィルと比べられて二流っぽく言われがちですが、悪くないと思うんですよねえ。少なくともこの演奏は非常に良いと思いました。
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