ショスタコーヴィチ交響曲第1番 : チェリビダッケ

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チェリビダッケのショスタコーヴィチはあまりイメージが湧かないが、フランス・ロシア物セットの中に交響曲第1番と第9番という軽めの曲の組合せが収められている。調べてみると実はチェリビダッケはショスタコーヴィチを得意としていたようで、「レニングラード」に至ってはドイツ初演も行っているらしい。「革命」もライブ録音が残っている。

演奏はチェリビダッケらしくテンポはゆっくりである。全体で36分なので標準的な演奏より約1割くらい余計に時間がかかっている。しかし、チェリビダッケの場合、このくらいのテンポだとむしろ「結構速い」と感じてしまう(笑)。

とはいえ、テンポはこの際大した要素ではない。チェリビダッケが指揮するとどちらかと言えば「小品」であるはずのこの曲も壮大な大曲のようである。それはドビュッシーの「海」を聴いた時に感じだものと通じる。なんでもないようなパッセージが意味深な音楽になり、金管のコラールは深遠な告白のような趣で奏でられる。第3楽章以降は特に聞き慣れた曲とは別の曲のような印象を受けた。まさに怪演。
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