ショスタコーヴィチ交響曲第7番 : ヤンソンス

ヤンソンスレニングラード

続いての「レニングラード」はマリス・ヤンソンスがまだ旧ソ連時代にレニングラード・フィルと録音したもの。88年録音なのでムラヴィンスキーが亡くなった年。ヤンソンスは当時、同フィルの副指揮者でムラヴィンスキーの跡継ぎ候補だったのだが、蓋を開けてみればその座はテルミカーノフが継ぐこことなった。

ヤンソンスの「レニングラード」はコンセルトヘボウと組んだ新しい録音があるのだが、副題が「レニングラード」だからやっぱりレニングラード・フィルじゃなきゃ、という気持ちに加え、バイエルン放送響、コンセルトヘボウのシェフになってからのヤンソンスは、僕には録音を聴いてもどうも真価がわからないので、むしろ若い頃の録音を聴いてみようということで旧録音を選んでみた。

先日、聴いたヴァシリー・ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプール・フィルの演奏はペトレンコが若干36歳の時の録音だったわけだが、ヤンソンス45歳が指揮するこの演奏を聴いてみると二人の年齢がまったく逆のように感じる。それくらいペトレンコのオーケストラ操縦は巧みである。指揮者の技術も年代とともに上がるのだろうか。

だからと言ってペトレンコの演奏の方が良いというわけでもない。比較してヤンソンスの指揮はかなりストレートでテンポも速いし、細部の造り込みはペトレンコの方が神経行き届いているが、音楽の流れの良さ、説得力といった面ではヤンソンスの演奏の方が好みである。フィナーレに向かってどんどん音楽が白熱し、聴いているこちらも興奮が高まる。これで録音があと一歩鮮明で抜けが良ければ文句ないのだが。。
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No title

こんばんは。
レニングラードが続きますね。
ヤンソンスのEMIは期待値が高すぎたのか、自分には物足りないです。
全集の再録音希望!
RCO辞任以降、バイエルンの主席指揮者ですがあんまりウワサを聞かなくなってしまいました。ちょっと心配。

わかります(笑)。

七味とうがらしさん、こんばんは。コメントありがとうございました。

はい、このところ、レニングラードばっかり聴いてます(笑)。そして七味とうがらしさんが仰ることよくわかります。この組合せならもっと凄演を期待しますね。この録音も万全とは言い難いですが、もし、コンドラシンの演奏がこのくらいの録音だったらなあ。。

ちなみに本文にも書いたのですが、その後のヤンソンスの真価は僕にはどうもよくわかりません。謎の指揮者の一人です。
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