フランク交響曲二短調 : カラヤン

franckkarajan.jpg

フランクの曲と言うとこの交響曲二短調とヴァイオリンソナタくらいしか知らないのだが、その二曲とも大好きな曲である。二曲とも根暗な曲だと思う。暗澹とした音楽からだんだん明るい曲調に変わっていくが、最後まで本当に幸せにはならない。そんな曲に感じる。

この曲を最初に聴いたのは誰の指揮だったろうか。しばらく一生懸命思い出そうとしたのだが、どうしてもはっきり思い出せない。それがこの演奏でなかったことは間違いない。カラヤンの演奏を初めて聴いた時、オーケストラの分厚い響きとスケールの大きな表現に驚いた記憶がある。ということは、それまではもっと軽いあっさりとした演奏を聴いていたはず。あれは一体誰の演奏だったのかな。その頃入手可能なレコードで考えるともしかしたらオーマンディ/フィラデルフィア管の廉価盤シリーズだったかもしれない。

それが誰の演奏であったにせよ、カラヤン/パリ管の演奏を聴いて以来、僕の中でフランクのデファクトスタンダードはカラヤン盤になった。他の演奏を聴いてもついついこの演奏と比較してしまう。今回、実に久々にLPを入手して聴いたのだが、ちょっと古めのEMI録音にしては音も良く、演奏を堪能することができた。カラヤンの指揮するパリ管はフランス的と言うよりかなり重厚なドイツ的音色でベルギー人であるフランクの曲を演奏するにはうってつけな感じがする。実に立派な演奏であるが、希望的なフィナーレまで悲劇的でほの暗い。明るい振りして根は暗い。実はそこが好きだったりする。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク