シベリウス交響曲第3番 : デイヴィス

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シベリウスの交響曲の中で従前、もっとも聴く頻度の低かった第3番を最近は好んで聴くようになった。まったく逆に1番や2番はあまり聴かなくなった。昔から1番と2番ばかりたくさん聴いてきたのでさすがに飽きたというのもあるが、3番以降の曲は5番を除くと以前はぜんぜん感動できなかったので、ここにもまた音楽の嗜好の変化が表れているようだ。

第3番はちょっと意表をつくようなリズミカルな弦楽器で始まる。長い間、なんとも思わなかったのがある時「あっ」と思ったことがあって、それ以来、この曲が好きになった。弦楽器に続き木管のユーモラスで愛らしい主題も良い。北欧のメロディなのに日本の民謡や祭囃子にとても親和性を感じる。

デイヴィスはボストン響の後、ロンドン響と2回シベリウスの全集を録音している。よっぽどシベリウスが好きで得意だったに違いない。いずれの全集も曲による出来不出来の少ない立派な演奏だと思う。今日はロンドン響とのライブ録音である最後の全集でこの曲を聴いたが、本来室内楽的なこの曲を思いのほかスケール大きく濃い味付けで演奏している。とても丁寧な演奏でライブの荒っぽさは皆無。シリーズに共通して録音が良いので快適に聴ける。
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No title

こんばんは。
シベリウスの中では3番は結構好きです。
>北欧のメロディなのに日本の民謡や祭囃子にとても親和性を感じる。
おっしゃるように非常にリズミックで、自分はベートーヴェンの7番を連想します。
終楽章は現代音楽的な感じがします。

七味とうがらしさん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。

シベリウスの3番以降の交響曲にはどことなく現代音楽の入り口的な響きを感じます。先日の「レニングラード」もそうだったんですが、気に入ると止まらないので他の指揮者の演奏も含め、今は3番ばかり聴いてます。

この曲、カラヤン、オーマンディは録音してないんですよねぇ。バーンスタインも再録しなかったし、やっぱり人気ないのかな。
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