ラヴェル「ダフニスとクロエ」第二組曲 : マルティノン

マルティノンシカゴ

ジャン・マルティノンという指揮者の良さが正直、今日までよくわからなかったのだが、標題曲を聴いて目から鱗が落ちた。これは実に目の覚めるような、鮮烈な演奏である。マルティノンは後年、パリ管とラヴェルの管弦楽曲をまとめて録音していて、そちらは定評あるが、以前、なんとなく聴いた時はピンと来なかった。EMIの録音がイマイチだったかもしれない。が、この演奏を聴くとパリ管との演奏も一度きちんと聞いてみないといけないと思う。

マルティノンのシカゴ時代は5年しか続かなかったし、ライナーとショルティの間に挟まれて今となっては存在感が非常に薄い。本人もシカゴ時代には良い記憶がないと述懐しているくらいだから、実際、上手くいかなかったのだろう。そういう情報が先に頭に入っていたので、今までマルティノン/シカゴ響のアルバムには興味もなかった。

この10枚組のボックスセットを買った時のお目当てはニールセンの「不滅」だったが、一枚目から予想以上の演奏が聴けて大満足である。全曲でないのが実に残念だが、ライナーともショルティとも違う、デリケートで、かつ、シンフォニックな演奏で聴きどころ満載。録音も非常に鮮明。
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No title

こんばんは。
マルティノン/CHIのラヴェルですね。
こちらは未聴なのですが、全曲版をEMI盤で持っています。
匂い立つような色気がなんともマルティノンらしいです。恥ずかしいのですが聴いていると村村してしまいます(恥)。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

マルティノン/パリ管の管弦楽曲集も買ってみようと思います。若い頃、聴いた時はよくわからなかったんですが、七味とうがらしさんのコメントから推察するに大人になった今なら良さがわかるかもしれませんね(笑)。聴くのが楽しみです。

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