ショスタコーヴィチ交響曲第12番 : カエターニ

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今週は月曜日から金曜日までずっと出張。しかも連日、会議の連続で夜は飲み会。すっかり疲れ果ててしまった。僕はアルコールがほとんどダメなので夜遅くまでの飲み会は結構苦痛である。昔と違って無理やり飲まされるようなことはないが、だからと言ってまったく飲まないわけにもいかず、そうすると次の日に堪える。ほとんどバッテリー切れ寸前の状況で帰宅した。うちの会社の会計年度の関係で夏の終わりはいつも忙しい。とりあえずあと一週間を凌げば少しは楽になりそうなので何とか頑張ろうと思う。

こういうしんどい時、以前はマーラーばかり聴いていたのだが、このところはすっかりショスタコーヴィチである。マーラーにせよ、ショスタコにせよ、苦しい時は能天気に明るい曲より暗い音色の曲の方が良い(笑)。ショスタコの場合、マーラーより曲が短いのでうっかり夜更かししないで済むし。

12番は「1917年」というサブタイトルが付いていて、レーニンに捧げた曲らしい。共産党大会で演奏することを目指して作曲したせいか、ショスタコーヴィチの曲の中でも特に平易でわかりやすい盛り上がりを持つ曲である。体制的で大衆迎合的なせいか作品の評価は一般に低いみたいだが、僕はそこここに感じられる薄っぺらい感じや大袈裟なところも含めてこの曲が堪らなく好きである。

最初にこの曲を聴いた時から「オーロラ」(ロシア名は「アヴローラ」)と名付けられた第3楽章が大好きだったのだが、今日、カエターニ/ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の演奏を聴いてますます好きになった。いやあ、この演奏に聴く「オーロラ」は凄い。途中のティンパニ大乱入の部分、ぜひ周りのいない時に爆音で聴いてほしい。打楽器炸裂のこの曲は一般的にライブの方が良い演奏になりそうである。この楽章に限らず、迫力と抒情性が両立した素晴らしい演奏である。録音も良い。それにしても長いフィナーレだ。40分弱の曲なのにマーラーの3番以上に長い(笑)。
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No title

こんばんは。
おぉっ、12番ですね。
11番とともに体制に迎合したかのような曲ですがどうなのでしょうね。11番はハンガリー動乱の翌年の初演ですしこの2曲は対をなしているように思えます。
カエター二盤は聴いていないのですが、ムラヴィンスキ盤に始まり、ヤルヴィ、ロジェヴェン、ハイティンクなどなどを気分に合わせて聴いています。
3楽章から4楽章フガートの部分はいつも鳥肌が立ってしまいます。
ショスタコの交響曲のなかでもかなり作曲者の思いの強さが伺われる曲ですねぇ。

こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

ショスタコーヴィチが本音で体制に迎合したかどうかはわかりませんが、この曲は実にわかりやすく盛り上がるのが良いですね。

インバル、バルシャイ、ハイティンクと聴いていずれも良い演奏でしたが、カエターニは予想以上にキレキレのノリで素晴らしかったです。かなりの快感だったので七味とうがらしさんも機会があればお試しください!
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