シューマン交響曲全集 : ハイティンク

625.jpg

ハイティンクのThe Symphony Editionからシューマンの交響曲全集を聴いた。80年代に入ってからのデジタル録音である。60年代~70年代に若くしてブルックナーとマーラーの全集を完成した全集魔にしてはずいぶん遅い録音だが、これ以前にも別に録音があるのだろうか?今朝、ボックスセットの中から何気なく取り出して聴き始めたところ、結局、午前中をすべて費やして1番から4番まで聴き通してしまった。新譜としてリリースされた時には例によってあまり評価されなかったのではないかと思うが、このシューマンは相当良い出来だと思う。

全曲通じてシンフォニックで堂々とした演奏である。相変わらずテンポも中庸、大袈裟なところもなく、必要以上の思い入れも感じないのだが、どこをとっても管、弦、打楽器のバランスが実に見事で、見通しが良い。全体の構成力も素晴らしい。結果として良く言われるオーケストレーションの欠陥なんて全然感じない。楽譜に手を入れているか定かでないが、主旋律に対する合いの手や主旋律と副旋律の掛け合いが気持ちいい。適度なホールトーンとともに鮮明な録音も秀逸。名盤。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク