Portrait in Jazz : ビル・エヴァンス

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ビル・エヴァンスのアルバムの中でも有名な一枚、いや、たぶんすべてのジャズアルバムの中でも有名な一枚なので僕みたいな素人が蘊蓄を語るのは非常に憚られる。なので当たり障りのない話をしようと思う(笑)。

このアルバムを最初に聴いたのは大学生の頃だがメディアはすでにCDだった。レコードを買うのは初めてである。有名なジャケット写真がそのまま使われているが、発売しているのはRiversideではなくてカリフォルニアにあるFantasy, Inc.という会社だ。50年代のアルバムはクラシックでもはっきりと得体のしれない会社がLPを再発しているケースが多いが、これって契約関係はどうなっているのだろうか?訴訟社会のアメリカでジャケットもまんまコピーということからして何らかのマージンを支払っているのは間違いないと思うが、著作権終了後の権利関係はよくわからない。ちなみにFantasy, Inc.で検索してみても得られる情報は少ない。まあ、HMVのような大手サイトで堂々と販売されているのだからいわゆる海賊版ではないだろう。ちなみに新品である。

オリジナル盤を聞いたことがないので確たることは言えないが、Fantasy, Inc.盤もざっくり言えば音は良い。新品レコードだけあって溝をなぞるときの針音も静かだ。ただし、ピアノの強音が少し歪む。これがWhitelabel由来か、レコードの製造上の問題かはこれから検証しないとわからないが、実はどっちでも良いかなと思っている。なんてったって50年代の録音である。すでに60年近く経っているわけで、一音一音に眉をひそめていても仕方ない。

聴き始めてふと思い返せば、このアルバムを前回聞いたのは相当昔であることに気付いた。A面1曲目の出だしをまったく覚えていないのである。2曲目の「枯葉」でようやく記憶が霧の向こうからよみがえってきた。「サムシン・エルス」を聴いたのも同じ頃だった。大学生時代にジャズを聴くのは何かブルーなことがあった時が多かったと思うが、今にして思えばせいぜい水色くらいの話である。その頃、ラストのBlue in Greenの良さはさっぱりわからなかった。Kind of Blueでもこのアルバムでもこの曲はとても素敵だと思う。
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No title

こんばんは、Fantasyはアメリカのレコードレーベルで、RiversideはFantasy傘下になっているので正式リリース盤という事になると思います、今はFantasy自体、コンコードに買収されたと思いますが。

以前はOJC(オリジナル・ジャズ・クラシックス)というシリーズでPrestige、Riversideなどの作品が再発されていましたが、コンコードになってからOJCは出ていないと思います、OJCの時は正式なマスターを使用していたので日本盤より音質は良いとされていましたし実際に聴いても日本盤より音質は良かったと思います、値段も安かったのでジャズを長年聴いている人は大抵お世話になっていると思います。

コンコードになってからもPrestigeのRVGエディションなども出ているようなのでOJCと同じマスターを使用している可能性もあるため音質は良いでしょうね。

ありがとうございます!

tempoさん、はじめまして。コメントありがとうございました。

失礼なことに「得体のしれない」なんて書いてしまいましたが、そういう由緒正しいたレーベルだったのですね!有益な情報、まことにありがとうございます。

なるほど、オリジナル・ジャズ・クラシックスというシリーズもあるのですね。長年に渡って聴き継がれているアルバムの場合、そうした変遷を承知していることも大事ですね。

コメントいただいてもう一度聴いています。やっぱり音は良いです。半世紀以上前の録音だと言うのに素晴らしいことだと思います。
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