スメタナ「わが祖国より」 : クーベリック

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クーベリックは「わが祖国」を6回も録音している。シカゴ響、ウィーンフィルに続く3回目の録音がこのボストン響との演奏で71年の録音。ちなみに次がバイエルン放送響、最後の2種類は民主化後のチェコフィルとのライブ録音である。チェコからイギリスに亡命したクーベリックはこの曲にことのほか強い思い入れがあったに違いない。

僕はクーベリックの「わが祖国」と言うとこの録音しか聴いたことがない。チェコフィルとの演奏はとても良いと聞くのでいつか聴いてみたいとも思うのだが、ボストン響との演奏は若い頃から何度聞いても不満を感じないので、聴き終わるといつもこれで良いやとなってしまうのだ。50代後半のクーベリックは颯爽としてダイナミックな指揮ぶり。素晴らしい演奏だ。

71年と言うとまだ小澤征爾さんが音楽監督になる前、スタインバーグ時代の録音だが、この演奏に聴くボストン響は小澤さんの初期の頃の録音と音色や響きがとても良く似ている。77年に録音されたブラームスとマーラーの2枚組をチェックすると同じDGではあるもののプロデューサーもエンジニアも違うので、オーケストラ固有の音なんだろう。非常に清潔で品の良い音である。名盤。
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名盤

ばけぺんさん、こんばんは
ボストン響盤いいですよね。愛聴盤です。格調高い音で、それでいてここぞという時の鳴りっぷりの良さも気に入っています。

sankichi1689さん、こんにちは。

こんにちは。コメントありがとうございました。

sankichi1689さんもこの演奏、愛聴されていますか!ほんと、仰るとおりです。アメリカのオーケストラで一番ヨーロッパの音がするって言われるのも納得の音がします。クーベリックの指揮はメリハリがはっきりしていて明快ですね!
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