マーラー交響曲第10番(第1楽章) : レヴァイン

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レヴァイン/フィラデルフィア管のマーラー交響曲第5番については以前記事にしたことがある。70年代後半にレヴァインが録音したマーラーの演奏は先駆者達、ワルターやバーンスタインのスタイルとは違う、モダンですっきりとしたものだ。同時に、その後、ほぼ「オペラの人」になっただけあって、レヴァインのマーラーは歌心に溢れている。5番の演奏も素晴らしい。

このLP、2枚組だが最初の3面は結構ぎりぎりまで溝が彫られていて、最後の面に10番の第1楽章が収録されている。第10番でフルスコアが残ったのは1楽章のみだが、有名なクック版をはじめとするいくつかの編曲が存在している。クック版とバルシャイ版は聞いたことがあるが、個人的にはやはりどうしてもマーラーの作品には聞こえない。(マーラーの作品ではないから当たり前と言えば当たり前だが。。)第1楽章だけでもいにしえの交響曲一曲くらいの長さがあるので、この楽章だけで十分聴き応えがある。

ここでもレヴァインは起伏に富んだダイナミックな演奏を「さらっ」と聴かせてくれる。表情は十分濃いのに自然体で音楽を紡ぐことができるのがレヴァインの才能だと思う。一見、脂っぽいのに食べると意外とあっさりしているラーメンみたいだ(笑)。深夜に聴いても胃もたれしない。それでいてクセになる。しばらくしたらまた聴きたいと思うに違いない。
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No title

こんばんは
今週末は町内の防災訓練に公民館の清掃で、ヘトヘト。町内会の役員なので率先してと言いたいところですがなかなか。
10番、私も補筆完成版は馴染めない、です。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。返信遅れて申し訳ございません。

昨日今日と久しぶりに新潟に出張でした。昔に比べてずいぶん大きくなった新潟市内をあちこち回ってました!
この曲もそうですし、ブルックナーの9番の4楽章補稿もスッとは受け入れられないですねぇ。未完は未完のままが一番です。
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