ショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」 : ノイマン

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ノイマン/チェコ・フィルがショスタコーヴィチを録音していたとは知らなかったのだが、この「レニングラード」以外にも9番が残っているようだ。74年録音だが音はすこぶる良い。デノン/コロムビア得意のPCM録音以前にもスプラフォンがこんなに良い音の録音を残しているとは。70年代の東側はそれなりに技術が発展していたようである。

この演奏、非常に丁寧で細部まで美しい。美しいだけではなく第一楽章の行進曲なんて結構、迫力もあるし、第二楽章や第三楽章は一転して磨きこまれた美音がそこはかとなく哀しく響いて印象的である。

そこまで聴いて、これはとてつもない名演奏かもと思ったのだが、個人的には終楽章のテンポに少し疑問が残った。冒頭から、終始一貫して非常に遅いのだ。このところかなりの数の「レニングラード」を聴いたが、ノイマン同様、この楽章でなかなかテンポが上がらない演奏が数種類あった。となると、これは5番の終楽章と同じで指揮者の解釈が揺れるような指示がスコアにあるのだろうか?

まあ、テンポが上がらないまま悠揚迫らぬ感じで迎えるフィナーレも悪くはない。それに、最後の最後までチェコ・フィルの合奏は見事なものである。
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