Kiso HB-1 試聴

Kiso AcousticのHB-1が発売されたのは2009年のことなのでもう7年前になる。ずいぶん前から、この小さくて高価なスピーカーの存在は知っていたがなかなか聴く機会がなかった。以前、何度か買い物をしたことがある中古ショップのサイトを覗いてみると中古でHB-1が並んでいたので連絡して試聴させてもらった。ショップに伺うとすでに準備が整っていて立派なセパレートアンプに繋がれていた。スペックは事前に調べて行ったが、実物は予想を超えて小さい。ショップの試聴室が20畳くらいあって大きいのでなおさらである。

ちょうどレコードを買ったところだったので、とりあえずその中の交響曲をかけてもらった。なるほどサイズからは想像できないようなボリュームで音が出てくる。10㎝口径のウーファーにも関わらず、家のスペンドールよりはるかに低音の量感がある。それに空間描写が良い。これが自宅で再現できたらすごく良い。なにより普通の部屋で聴くうえで、小さいのは良いことだ。

アンプがとても高級なものだったので、ちょうと棚に並んでいたA-1に交換してもらった。交換直後はストレートな音の出方で悪くないと思ったのだが、高音がものすごく耳に付く。さっきまでとまったく違って普通の小さいスピーカーになってしまった。小さいスピーカーが大きい部屋で大きい音を出そうとして無理しているような、そんな感じの音である。もしかしたら聴いているCDの音が悪いのかもと思って再度アンプを交換してもらうとさにあらず。最初と同様に素敵な音である。ううむ、このスピーカー、アンプを激しく選ぶらしい。まあ、考えてみれば中古でもスタンド付きで100万円近いスピーカーである。上流側もそれなりの投資をしないと本領発揮とはいかないのだろう。

ショップの人の話によると、このスピーカーを持っている人は皆それなりに名のあるアンプを組み合わせているようだ。それに自分もそうだったのだが、このスピーカー、試聴しているうちにどんどんボリュームが大きくなるそうだ。そうやって大きめの部屋で大きい音量で鳴らすのがコツのようである。そうなると僕には手が出ないなぁ。オーディオ専用ルームを造ったら買うことにしよう。いつ実現するかわからないが。。
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No title

こんばんは、生涯最後のスピーカーとしてHB-1、フランコ・セルブリンのAccordoあたり(中古で)を考えているのですが、両方とも鳴らすのがすごく難しそうですね。このあたりのスピーカーの音質評価の記事を殆ど見ないので参考になりました。
ただアンプもそれなりとなると、かなりハードルは高くなりますね、、、

tempoさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

小さいながらも丁寧な仕上げで工芸品としては素晴らしく、実物を見て前後の見境を失いかけましたが、何より僕の部屋ではスピーカーの求めている音量が出せません(泣)。

ショップの見解ではSoulnoteのA-1とは格別に相性が良くないようです。高音キンキンでした。ちなみに前のオーナーさんのアンプはダールジールだったそうです。うーん、なるほどって思いました。

No title

桁が違います、、、ダールジールなんて日本人で使ってる人、ホントにいるんですね、、、

いるんですねぇ。

そうなんですよ、実在するみたいなんです。それを聞いて潔く撤退しました(笑)。でも、真空管アンプで鳴らしてる人もいるそうです。

No title

こんにちは。
Kiso HB-1発売からもうそんなに経ちましたか。
わたしは試聴したことも実物を見たこともないのですが、低域をタイトに鳴らすアンプは相性が良くないのでしょうかね。
それにしても100万クラスのスピーカーとは羨ましい話です。この前ユーザーさんは今どんなスピーカーなのかも気になるところです。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございます。

月日の経つのは早いです。出来が良いと言ってもやはり小型スピーカーなので低域はふくよかに鳴らすアンプの方が相性はいいかなと思います。実物は艶々で質感は高いですよ!

> 100万クラスのスピーカーとは羨ましい話です。この前ユーザーさんは今どんなスピーカーなのかも気になるところです。

前オーナーは新品で購入したと思うので、この小さなスピーカーに200万円!です。。私も気になって尋ねたのですが、こちらのショップは買取だけで次の機材は不明ということでした。
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