ベートーヴェン交響曲第7番 : ショルティ

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LPの解説を読むと「ステレオ・ラボラトリー・シリーズ」というのはキング・レコードが昭和49年に始めた高音質レコードシリーズらしい。曰く、良質なマスターテープを使用し、リミッターなしで低速カッティングしたものを吟味した原料を使用してプレスしたとある。後年、キング・レコードは「スーパーアナログディスク」を発売しているが、その先駆けのようなものだろうか。ダイナミックレンジを広く取った録音をピッチに余裕を持たせてカッティングするために、交響曲第7番一曲のために二枚のLPの三面が使われている。アナログ全盛期にはこういうマニア心をくすぐる企画がたくさんあったんだろうな。

ショルティ/シカゴ響の演奏は74年、まさにこのシリーズが始まった年の録音なので、最新録音の一つとして選ばれたことになる。以前も書いたがショルティ/シカゴ響の演奏が僕にとって生まれて初めて手に入れた交響曲全集だったので、非常に愛着がある。全集は普通のLPだったが、その頃の僕にとっては十二分に良い録音だった。残念ながらそのレコードはどこかに行ってしまったので厳密に比較しようがないが、それにしても圧倒的にこのLPは音が良い。

まず低音の深さが全然違う。ステージの広さも奥行きも素晴らしい。CDを所有していたこともあるが、それに比べても音の瑞々しさや勢いがずっと良い。スタジオ録音なのにちょっとライブ録音を聴いているような感覚である。現行のLPでダイレクトカッティング盤というものを時たま見かけるが、あれってもしかしたらこんな感じなのだろうか。最近、そうした企画で生産されたLPは軽く1万円を超えたりするが、このLPは定価2,500円。通常盤とさほど変わらない価格でこんなレコードが手に入った時代が羨ましい。
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LP1枚に30数分のハルサイが一曲だけ

ばけぺんさん、おはようございます。
同シリーズでショルティ/シカゴ響の74年に録音された「春の祭典」を持っています。購入当時(75年)、梅田にあったサンスイのショールームで大音量で聴かせてもらった感動は今でも色褪せません。兎に角、驚愕の高音質レコードでした。ばけぺんさんの高級オーディオ機器を持ってすれば尚の事ですね。

akifuyu102さん、おはようございます。

おはようございます。コメントありがとうございました。

わー、それは素晴らしいLPをお持ちですね。僕は昔持っていたレコードが多数散逸してしまって大後悔です。。

サンスイのショールームが梅田にあったんですか。その頃の梅田は今とはだいぶ景色が違うと思いますが、いずれにしても一等地に立地していて往年の勢いを感じますね。

そこにあったと思われるオーディオに比べたら僕のシステムは相当こじんまりしてます(笑)。僕はショルティの「春祭」を世評ほど良い音で鳴らせたことありませんから。
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