ショスタコーヴィチ交響曲第4番 : ハイティンク

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後年シカゴ響と入れ直した4番は指揮者の円熟とシカゴ響のパワーが相まっての力演だが、79年に全集の一部としてLPOと録音された1回目の録音もなかなか素晴らしい演奏である。

ライナーノーツによると、全集としては10番、15番に続き3曲目の録音であるにもかかわらず、この曲の国内での知名度の低さから発売されたのはぐっと遅くて8枚目のリリースだったとのこと。となると80年代に入ってからの発売だと思うが、どのくらいの枚数売れたのであろうか。オーマンディ/フィラデルフィア管とのLPと並んで売られていたので年季の入ったショスタコーヴィチファンの方が手放されたのかなと思うが、LPを入手できたのは非常にうれしい。盤面もとても綺麗だった。

ハイティンクの4番はCSOを先に聴いたので、ゆっくりとしたテンポでの進行はハイティンクの年齢の影響かと思ったのだが、当時50歳の録音を聴いても非常に落ち着いたテンポであることに変わりない。

一言で言うと非常に知的で明晰な演奏である。複雑なスコアの隅々まできちんと光を当てて丁寧に音を紡いでいる感じ。引き換えに疾走するようなスピード感やスリルは失われているかもしれないが、がっちりと安定感のある演奏でとても聴き応えがある。いつもながらハイティンクのオーケストラコントロールは素晴らしい。録音も鮮明。
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