チャイコフスキー交響曲第2番「小ロシア」 : カラヤン

小ロシアカラヤン

「冬の日の幻想」同様、実演では一度も取り上げたことがないらしい「小ロシア」だが、この頃のカラヤン/BPOにはそんなこと関係ないらしい。冒頭のジャーンから立派である。そのままクラシックにシンフォニックに演奏している。金管も弦楽器もゴージャス。30分強の演奏時間だが、聴き応えたっぷりの一大オーケストラ作品に仕上がっている。

この曲の二楽章を聴くたびに僕は「くるみ割り人形」を思い出すのだが、ここでカラヤンはぐっと落ち着いたテンポを取り、しっとりとした演奏を聴かせる。弦楽器と木管の絡みが幻想的で、全体の雰囲気がとても良い。

弦楽器が良い第三楽章もさることながら、フルオーケストラが一気呵成に妙技を聴かせる終楽章は非常に素晴らしい。息をつかせぬような展開でグイグイと進んで盛大なフィナーレを迎える。生理的快感を覚える快演である。
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