Ortofon MC20SとVictor MC2E

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このところカートリッジはDS001、Model 7000、ZYX100-2、それにV15 Type4の4種類で固定していたのだが、最近、オルトフォンのMC20SとビクターのMC2Eというカートリッジが新たに加わった。

オルトフォンはアナログを始めた頃から興味津々で、これまでSPU-AE、MC30W、2M Redを試したが、どれもしばらく聴いては別のカートリッジに交換することの繰り返しで、常用するに至らなかった。MC20Sは系譜で言えばMC20W、その後のMCーQ20に連なる。MC30Wとは従兄弟みたいな関係である。

ビクターのカートリッジは初めてだ。一般的なコイルの代わりにプリントコイルを使ったダイレクトカップルと言われるカートリッジの中でMC2Eは普及版に当たるもののようである。ダイレクトカップルではMCL1000というカートリッジが凄いという話を聞いたことがあったので、どんなものだろうと思ってMC2Eを購入してみた。

MC20Sが94年発売、MC2Eは78年の発売とだいぶ古い。当然、二つとも中古だが、いずれの個体もさほど使用された形跡がなく、まあまあきれいだった。使用にも支障がない。

オリジナルの設計者がZYXを主宰しているので、勝手にMC20シリーズの音は正確でスリムなものだと思っていたが、実際、聴いてみたらイメージとは全然違った。僕の耳にはMC20Sの音は手持ちのSPU-AE(ネイキッド)にとても似ている。それでいて小さくて軽い分、システムに組み込みやすい。ZYXに比べて中低域が豊かで高域は輝かしい。思いのほか賑やかで楽しい音である。

他方、MC2Eは40年近く前に発売されたとは思えないくらいスピーディで現代的な音がする。MC20Sに比較して低音がタイトな分、バランスは中高音寄りに聞こえるが、派手なところがなく落ち着いた音がするカートリッジだ。ダイレクトカップルの目指すところはカンチレバーのないイケダに似ていると思うが、使い勝手はビクターの方が圧倒的に良い。

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写真ではうまく表現できなかったが、MC20Sの筐体はメタリックなオレンジ色でなかなかお洒落だ。こちらはOrigin Liveのアームに装着した。

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MC2Eはずんぐりむっくりとした真っ黒の筐体に収まっている。素材は不明だが、40年近く経った割には劣化はない。ただ、型番を示すフォントが年月を物語る。こちらはSeries IVに装着した。
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