シベリウス交響曲第2番 : デイヴィス

今年の4月に亡くなったサー・コリン・デイヴィスの演奏。彼にとって2度目のシベリウス交響曲全集であるロンドン交響楽団との演奏だ。RCAレーベルの輸入盤Box Set。7枚組みCDが2000円程度で買える。

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3回も交響曲全集を録音するくらいだからシベリウスはよっぽど得意のレパートリーなんだと思う。この2番も奇を衒ったところのない堂々とした演奏である。録音年代の違いもあるかもしれないが、昨日のオーマンディと比較するとだいぶ表情が細やかに感じる。

デイヴィスはどうも堅実で職人気質の指揮者というイメージがあるのだが、実際の演奏はイメージと異なりテンポを細かく動かしたり強弱をはっきりつけたりとけっこうメリハリが効いている。この演奏でも例えば第二楽章は全体に静かで寂寥感のある音楽を聴かせながら、テンポを大きめに動かしたり、金管やティンパニでアクセントをつけたりと相当表情が豊かだ。

第三楽章から第四楽章にかけては僕にとっては理想のテンポでスケール豊かに音楽が進む。実に良い音楽だ。2番はシベリウスの交響曲としては平易で深みにかけるという意見もあるが、この美しいメロディには抗いがたい。そしてデイヴィスの演奏はそのメロディをたっぷりと聴かせてくれる。

録音で聴けるデイヴィスの演奏はどちらかというとレパートリーが限定的だが、シベリウスのほかにもベルリオーズやストラヴィンスキー等繰り返し録音しそれぞれが名演という例が多い。交響曲第2番についてはこれ以前のボストン響との演奏、最近のロンドン響とのライブいずれも非常に良い演奏である。

つくづくお買い得なセットだと思う。
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