ブラームス交響曲第1番 : ルートヴィヒ

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昨日、ジャケットを並べた段階ではアルファベットで指揮者を紹介したこの一枚。バルビさんのコメントでレオポルド・ルートヴィヒという方だと判明した。「レオポルド・ルートヴィヒ」で検索してみるとこの方は1950年から20年あまりハンブルク国立歌劇場の音楽総監督を務めていたということである。それに2008年頃にはこの人の演奏が何枚かCDで復刻している。すでに廃盤のようだが、チャイコフスキーやベートーヴェンと並んでまさに同じジャケット写真でブラームスの1番もラインナップにあった。

1960年頃の録音のようだがどこにも正確なデータがない。ジャケット写真ではステレオかモノラルかもわからないが、レコードを取り出すとれっきとしたステレオ録音である。ジャケットはぼろぼろだが、盤面はあまり聴かれていないようで存外にきれいだった。

ルートヴィヒ/ハンブルク国立管の演奏は一聴するとぶっきらぼうなくらい作為がなく自然な感じ。録音年代を知らず、ステレオ録音でなければ60年よりも前の演奏と勘違いしそうな「いにしえ」の香りのする演奏である。朴訥としている。

ルートヴィヒはカラヤンと同い年である。この頃のカラヤンのブラームス1番と言うと59年のVPO盤、63年のBPO盤とあるが、ルートヴィヒの演奏はいずれと比べてもテンポが速い。と言ってもせかせかした感じではなく、例えば終楽章の主題なんて朗々と歌う。それでいてフィナーレはかなりの加速で熱く終わっている。この辺り、オペラ指揮者としての性格だろうか。

同じドイツ、同年代でもカラヤン/BPOの洗練とは対極にある。が、ブラームス生誕地の本場の演奏はこっちである。本来、ブラームスの音楽はこういうものなのかもしれない。
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