フォノイコライザーの負荷インピーダンス

昔、レコードを聴いていた頃はMCカートリッジなんて夢の世界だったので、フォノイコの負荷インピーダンスのことなんて考えたこともなかった。アナログを再開して初めてMCカートリッジを使うようになったのだが、当初はMCカートリッジをそのまま受けられるフォノイコを持っていなかったので、よくわからないままトランスやらヘッドアンプを併用することになった。

一番最初に使ったフェーズメーションのトランスは対応カートリッジのインピーダンスが1.5~40Ω、昇圧比26dbとあるので、カートリッジから見たトランスの入力負荷は100Ω強になるはず。一方、最初に使ったヤマハのヘッドアンプは入力インピーダンス切り替え式で10Ωと100Ωが選択できた。

フェーズメーションのケースではカートリッジの出力インピーダンスに対して60倍~2.5倍くらいの負荷インピーダンスということになる。ヤマハのヘッドアンプの方は切り替えによってもう少し狭い範囲で調整できそうである。が、では、一体、この両者がどの程度のバランスであれば良いかと言うことについては、実はいまだによく分かっていない。

巷間、数倍が良いという話も聞くし、十倍から数十倍くらいまでという話も聞く。トランスとヘッドアンプでは違うとか、いずれにしても受ける側がハイ受けでありさえすれば特に気にしなくて良いという説も目にしたりして混乱する。実際、Fidelixのプリアンプやフォノイコは入力インピーダンスがギガΩクラスである。結局、よくわからない。

iPhono2の入力インピーダンスは22Ωから47kΩまで選択できる。ここに公称14ΩのDL103Rを繋ぐ場合、メーカーサイトでは推奨負荷インピーダンスは1kΩと記している。今までだったらなんとなくの思い込みで100Ωか250Ωを選択して1kΩは使おうとも思わなかったと思う。

なるほどと思って、MC30WとAT50anvをiPhono2に繋いで負荷インピーダンスをいろいろ変えてみた。内部抵抗は6Ω、11.5Ωなので今までなら両方100Ωで済ませていたと思うのだが、聞き比べてみるとMC30Wは33Ω、AT50anvの方は330Ωか1kΩの音が自分には一番しっくりきた。が、これは人によって好みがわかれそうである。

こういう細かい調整ができるからアナログって面白い。
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負荷インピーダンス

ばけぺんさん こんにちは。

負荷インピーダンスって結構難しいですよね。
数値上で推奨とされても いざ接続してみると?という事もありますし…

ひよっとするとその接続以外の所で問題があるのか?など別の事も考えてしまう。

当然高出力カートリッジか低出力カートリッジかなんて事も音の印象に関係しますからね。

最近も高出力カートリッジ(MC)でMMに繋げて大丈夫と推奨がありましたが全然良くなく しばらく使わないでいたのですがMCのミドルポジションに繋げると 好みの音が出 常時使うようになった経験があります。

機能上 負荷がかかり機械が壊れてしまっては元も子もないですが ある程度好みの関係で推奨とは違うポジションでの方が良い場合もあるような気がします。

キタサン、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

以前、負荷が調整できるトランスを使っていた時は負荷インピーダンスを変えると音量が大きく変わってしまってあまり音色の変化に気付かなかったのですが、フォノイコ変えたら結構音が違うことに驚きました。面白いです。

高出力MCカートリッジと言うのはまだ使ったことがないのですが、出力がMMポジションの定格入力よりあまり小さいとSN悪そうですし、音の迫力もなくなりそうですね。ヘッドマージンが十分大きければMCポジションに繋ぐ方が音良さそうです。
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