ブルックナー交響曲第8番 : スウィトナー

久しぶりに神保町にあるディスクユニオンを訪れた。間口の小さな店だが2フロアにまたがって結構な数のクラシックが在庫している。たまにしか行かないので行くたびに少しずつ陳列が変わっているが、いつの間にか階段をあがってすぐのところにSACDコーナーができていた。そこからズヴェーデンのブルックナー交響曲第5番を見つけてレジに行くついでに通常CDのブルックナーの棚を覗いてみたところ三枚並んでいたのがこのCD。

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スウィトナーはサヴァリッシュと並んでN響で活躍が記憶に残っている指揮者。スウィトナー指揮のN響の演奏をエアチェックして繰り返し繰り返し聞いていた頃が懐かしい。そうやって聴いていた曲の一つにシューマンの「ライン」があるが、その後、何枚名演と言われるCDを聴いても記憶の中の演奏を追い越せないでいる。

スウィトナーもサヴァリッシュ同様、日本のクラシック演奏に長年貢献してきたのが仇となって、日本では本場超一流の演奏家として認識されていない気がする。あまり敬意を払われていないという方が正しいだろうか。もっとも評論家の評価はサヴァリッシュに対するものに比べればずっとマシではある。

シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏をまとめた11枚組みのCDが2500円で売られていてものすごく迷ったのだが、所有盤との重なりが多かったので結局この8番の2枚組を買った。600円の1割引で540円だ。

この演奏はブルックナーが好きな人の間では有名だと思うが、音良し演奏良し価格良しと三拍子揃った素晴らしいものである。全曲通じて堂々とした正攻法の演奏だが、テンポは結構自由自在に動く。最強奏でもまったく混濁しない素晴らしい録音も手伝って、聴き心地が最高だ。オーディオ好きな人にもお薦め。

最終楽章のコーダは加速したり減速したり非常に劇的な仕上げになっている。最後の終わり方は断ち切り型。好みが分かれそうだが、僕は非常に気に入っている。

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