シューマン交響曲第2番 : クレンペラー

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クレンペラー/ニュー・フィルハーモニア管の演奏するシューマン交響曲第1番「春」と第2番を聴いた。「Angel Best 150」と銘打たれた国内盤。こうした「ベスト○○」と言うのは現代に至るまで無数の企画があるが、これはいつ頃発売されたレコードだろうか。ライナーノーツの記述からクレンペラーの死(1973)後であることは間違いない。

僕は割と最近までクレンペラーの演奏をなんとなく敬遠していたのだが、このところぽちぽちと聴くようになった。名曲名盤的な評論本を読んでこの人の演奏が極端に遅く極端にインテンポであると言う先入観を持ってしまったのが敬遠してきた理由なのだが、実際、聴いてみると確かに遅いか速いかと言えば遅いことが多いしテンポは揺れないが、だからと言って出来上がった音楽を聴いてみるとネガティブに感じることはない。落ち着いていて重厚で素晴らしいではないか。

タイトルを「春」にするか2番にするか迷ったのだが、自分的により気に入った2番にした。(併記すれば良いだけのことだが(笑)。)しかし、「春」も素晴らしい演奏である。いぶし銀の金管と暗めの弦とぜんぜん速度が上がらないテンポが他とは違う「春」を奏でる。これを聴いてすぐ3番と4番も聴きたいと思った。

2番はこういうクレンペラーの作法にもっと合ってると思って聴いたところ、結果はその通りだった。ただ予想に反してこれは「春」よりも明るい調べである。特に最終楽章はじっくりゆっくりと盛り上がってフィナーレを迎えるが、ゆっくりなのに前向きな響きがする(笑)。不思議な感じだが、これはとても良い演奏である。いつにもましてどこが良いか説明できなくてすいません。
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No title

こんばんは。
寒暖の差が激しく、右往左往の七味です。
クレンペラー、シューマンに限らず音楽をよく判ってらっしゃるなぁといつも聴いていて思います。
EMIの録音がどうの、クレンペラーのテンポがどうの、と言われますが、ホント、録音が残っているだけでシアワセ。感謝ですね。
シューマン、LPではクレンペラーの芸術、みたいな2枚組で持っていますが1&2、3&4で、片面1曲なのでどうしても詰め込み過ぎで内周で歪みがち。
シューマンは各曲それぞれ1枚で出ていないものかと探していますが、輸入盤などでも無いようで残念ですね。
仕方なくCDで楽しんでいます。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

最近、本当に天気が良くわからないですね。今日、こちらは快晴、ただし強風でした。

クレンペラーの音楽自体聴き始めたばかりの状態ではありますが、シューマン、なかなかの演奏でした。
国内盤ですが、EMIにしては鮮明な録音と感じました。確かに内周ぎりぎりはちと苦しい感じがしますが、音楽自体の説得力が強いので気にせず聴いています。

シューマンの交響曲は一枚一曲でレコード化するには中途半端なんでしょうかね。「ライン」は一曲で一枚のものもあったような。そういう場合も何か小品と一緒だったでしょうか。

ロマン派以降の交響曲を録音することを考えるとCDってやっぱり優れたメディアですね。
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