アイヴズ交響曲第2番 : メータ

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昨日に引き続きメータ/ロサンゼルス・フィルのアイヴズを聴く。今日は交響曲第2番。1951年にバーンスタインが初演するまで半世紀も放置されていたというのが信じられないほど親しみやすく聴いていて面白い曲である。

アイヴズの曲はいろんな有名曲の旋律を借りてきてはあちこちに散りばめるというスタイルらしい。この曲を聴きながらどこかで聴いたような曲だと何度も感じたが、そりゃそうである。聴き終ってからライナーノーツを読んで合点がいった。

今日はたまたまショスタコーヴィチの交響曲第15番も聴いたのだが、こちらも堂々とロッシーニの「ウィリアム・テル」が引用されている。どっちの曲も全体としてオリジナリティいっぱいなので盗作でもなんでもないが、では、どこまで引用が許されるのかというとあいまいな感じ。

イェールで音楽を修了したアイヴズは作曲で生計を立てることに見切りをつけ、友人と保険会社を立ち上げて大成功したという。生前、曲がほとんど演奏されなかったのは徐々に不協和音を多用する作風に変わったことが理由らしいが、まだ初期の作品であるせいか、1番も2番もそれが理由とはとても思えない。

それはそれとして、第2番は第1番とはまた違った魅力に満ちた曲であった。この曲もまたあえて言えばドヴォルザークを彷彿とさせる。終楽章はあちこちで「草競馬」やら「新世界より」やら聞こえてくる中、景気よく終わるのだが、最後の最後が調子外れの不協和音というシュールな終わり方。いやあ、アイヴズ、面白いじゃないか。
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